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【小】ファイアーエムブレム〜封印の剣〜【説】
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2: 07/02 18:58 ID:SDdk5jMg [sage]
クラリーネ「ちょ、ちょっと放しなさい!」
ルトガー「正直に答えろ。お前…なにか知っているな?」
クラリーネ「本当に何も知りませんわ…」
ルトガー「俺の目を見て答えろ!!」
クラリーネ「う……だから…なにも…しりませんわ。」
ルトガー「クラリーネ!頼む!なにか知っているなら教えてくれ!」
クラリーネ「…こんなこと…殿方にはとても言えませんわ…。」
ルトガー「!やはりなにか知ってるのか…。さぁはやく答えてくれ。」
クラリーネ「…だめ…ですわ。」
ルトガー「クラリーネ!」
クラリーネ「…わかりましたわ…。これは確か10年程前。私の城の近くの村が山賊に襲われたと連絡が入りまして、お父様がそこに軍を向かわせ山賊たちを…」
ルトガー「ま、まさか討った…のか?」
クラリーネ「…」
クラリーネはただうなずくことしかできなかった。
ルトガー「な、なぜそんな余計な事をした!?」
クラリーネ「そ、その事はとても申し訳なく思っていますけど、それは私のお父様がやったことで…その」
ルトガー「ほう、父親がやったことだから私には関係ないとでも言いたそうだな。人ごとだと思って!全くどこまで勝手な女だ!」
クラリーネ「そんな…。そこまで言わなくても…」
ルトガー「黙れ。もうお前の顔もみたくない。俺はもうこの軍にいる理由もなくなった。いいか?お前のせいで俺がぬけるんだからな。」
クラリーネ「…ひどい…ですわ。立派な殿方は…そんなこと…言わないと信じて……いらっしゃったのに…。…」
ルトガー「…(少し言い過ぎたな…。)」
クラリーネ「…」
ルトガー「わかった。…俺が悪かった。だから泣くな。」
クラリーネ「…いや、私が…悪いんですわ。殿方のこころざしをだいなしにしてしまって…。」
ルトガー「お前は悪くない。むしろいいやつだ。」
クラリーネ「…え?」
ルトガー「普通はこんなことは話せないだろ?だがお前は正直に話してくれた。」
クラリーネ「でも…殿方がここを去るのは私のせいで…軍の皆様に叱られますわ。」
ルトガー「安心しろ。俺はここに残る。それに…お前らしくない。」
クラリーネ「は…い?」
ルトガー「お前はいつもどうりそこら辺でうるさく騒いでろ。クラリーネ。」
クラリーネ「ちょっと、それはどういう意味ですの!?」
ルトガー「そうそう。その調子だ。またたまに笑わせにこい。」
クラリーネ「そういえば…殿方に助けていただいたのにまだ名前をうかがってませんでしたわ。」
ルトガー「…ルトガー」
クラリーネ「…ルトガー…ですか…」
ルトガー「そうだ。またな。」
クラリーネ「こ、今度はその口を指導してさしあげますわ!」続く(のかな?)
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