【小】ファイアーエムブレム〜封印の剣〜【説】


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【小】ファイアーエムブレム〜封印の剣〜【説】

1: 手強い名無しさん:05/07/02 18:58 ID:SDdk5jMg
これは俺が中学1年か2年の時に作った小説だ。なぜかパソコンメールのフォルダの中に入っていたので、なんとなく晒そうと思う。

批判されるかもしれないのは一応覚悟してるが、まぁ興味がある人は目を通して感想なども添えていただくとありがたい。


〜ルトガーの秘話〜



今日も先陣を切って戦うルトガー。ソードマスターの彼の腕は見惚れる程冴えている。
そこへ、例のお嬢様が…。


ルトガー「お前は…」
クラリーネ「あら、よくお会いしますね。」
ルトガー「……」
クラリーネ「だいたい人にお会いしたらまずアイサツでございましょ!しかもよりによって私のようなエトルリアの貴族にたいして無言とは…無礼にもほどがありますわ!」
ルトガー「お前、話が長い…」
クラリーネ「ま!人が忠告を申し付けてあげましたに、そのような暴言を…それに私の名前はクラリーネ!『お前』ではございませんことよ!」
ルトガー「わかったわかった。」
クラリーネ「ちょっと、その身だしなみはなんでございますの?とても剣の達人が着るようなお洋服ではございませんわ!」
ルトガー「…(なんなんだこいつ?)」
クラリーネ「そ・こ・で、私のエトルリアでも屈指の美学的センスをもちいてアドバイスをして差し上げましょう!いいですか?これは光栄なことですわよ?あなたみたいな一般の人間が私みたいな身分の高い人間に助言をもらうなんて!」
ルトガー「わかったから早くしてくれないか?」
クラリーネ「…そうですねー…まずはその髪!殿方の髪はどのようにていれしていらっしゃるの?」
ルトガー「…十日に1回水で洗う洗わないか…ってとこだな。」
クラリーネ「まぁ!なんですって!通常は1日5回このシャンプーをつけて洗いますわよ!ま…しかたないですね、では超特別サービスとして私のシャンプーをいくつか与えて差し上げましょ。…えっと……はい、とりあえず2ヶ月分たしかにお渡ししましたからね。しっかり髪をていれしなさい!」
ルトガー「いや、気持ちだけで…」
クラリーネ「いーや!それではだめですわ!よく考えてみなさい、殿方が不潔にしている=軍の不潔=私の不潔。そんなことになっては私の名誉の大恥…絶対に許しませんからね!!」
ルトガー「はぁ…、わかった。ありがたくもらっておく。じゃあな…」
クラリーネ「ちょ、ちょっと待ちなさい!まだ言いたい事がございまして…。」
ルトガー「なんだ?まだあるのか?」
クラリーネ「ずっと気になっていたのですが、その腰に付けている剣はなかなか高価なものに見えますが、いつも別の剣を使ってらっしゃるわよね?なぜそちらの剣を使わないんですの?」
ルトガー「……よく気付いたな。だが話すと長くなるぞ。」
クラリーネ「かまいませんわ。」
ルトガー「…これは俺がまだ幼かった時の話だ。−−俺達1族は平和でのどかに暮らしていた。周りは山に囲まれていて、誰も気付かなそうな村だった。…だがある夜…俺達の村の存在を知った山賊達が突然寝ているところを奇襲してきた。俺達はそれなりに鍛えていたものの、山賊の人数は俺達の数十倍…勝てるわけがない。そして俺の親父はこう言った『お前は生き延びろ!ここは俺が止める!』そういって親父は俺を馬に乗せた。馬を走らせながら俺は後ろを振り向いた。そこに写っていたのは20人前後の山賊に殴られ、蹴られながらも必死に抵抗している親父の姿と、沢山の仲間の死にざまだ…。おれは山を越えて、安全な場所へ姿を隠した。」
クラリーネ「……」
ルトガー「2日後、俺は再びそこに戻った。しかし、そこには沢山の死体があった。…その死体の中に……俺の親父もいた…。その親父の手に握られていたのがこの剣だ。俺は決心した。親父のかたきはこの剣でとる。それまではこの剣は使わない…と…。話はここまでだ。」
クラリーネ「…殿方にそのような悲しい過去があったのですね…。ごめんなさい…嫌な事を思い出させてしまって…。どうりで無口なんですのね…。」
ルトガー「性格は関係ない。元からだ。」
クラリーネ「え…そうですの…?あ…!もしかして、その山賊って『マチス山賊団』…」
ルトガー「!!なぜそれを知っている…!?」
クラリーネ「えっ?あっ…なんとなくですわよ!それじゃ、そろそろ私向こうに行きますわ!」
ルトガー「待て!ちっ!」
ルトガーがクラリーネを追い掛ける。

2: 手強い名無しさん:05/07/02 18:58 ID:SDdk5jMg
クラリーネ「ちょ、ちょっと放しなさい!」
ルトガー「正直に答えろ。お前…なにか知っているな?」
クラリーネ「本当に何も知りませんわ…」
ルトガー「俺の目を見て答えろ!!」
クラリーネ「う……だから…なにも…しりませんわ。」
ルトガー「クラリーネ!頼む!なにか知っているなら教えてくれ!」
クラリーネ「…こんなこと…殿方にはとても言えませんわ…。」
ルトガー「!やはりなにか知ってるのか…。さぁはやく答えてくれ。」
クラリーネ「…だめ…ですわ。」
ルトガー「クラリーネ!」
クラリーネ「…わかりましたわ…。これは確か10年程前。私の城の近くの村が山賊に襲われたと連絡が入りまして、お父様がそこに軍を向かわせ山賊たちを…」
ルトガー「ま、まさか討った…のか?」
クラリーネ「…」
クラリーネはただうなずくことしかできなかった。
ルトガー「な、なぜそんな余計な事をした!?」
クラリーネ「そ、その事はとても申し訳なく思っていますけど、それは私のお父様がやったことで…その」
ルトガー「ほう、父親がやったことだから私には関係ないとでも言いたそうだな。人ごとだと思って!全くどこまで勝手な女だ!」
クラリーネ「そんな…。そこまで言わなくても…」
ルトガー「黙れ。もうお前の顔もみたくない。俺はもうこの軍にいる理由もなくなった。いいか?お前のせいで俺がぬけるんだからな。」
クラリーネ「…ひどい…ですわ。立派な殿方は…そんなこと…言わないと信じて……いらっしゃったのに…。…」
ルトガー「…(少し言い過ぎたな…。)」
クラリーネ「…」
ルトガー「わかった。…俺が悪かった。だから泣くな。」
クラリーネ「…いや、私が…悪いんですわ。殿方のこころざしをだいなしにしてしまって…。」
ルトガー「お前は悪くない。むしろいいやつだ。」
クラリーネ「…え?」
ルトガー「普通はこんなことは話せないだろ?だがお前は正直に話してくれた。」
クラリーネ「でも…殿方がここを去るのは私のせいで…軍の皆様に叱られますわ。」
ルトガー「安心しろ。俺はここに残る。それに…お前らしくない。」
クラリーネ「は…い?」
ルトガー「お前はいつもどうりそこら辺でうるさく騒いでろ。クラリーネ。」
クラリーネ「ちょっと、それはどういう意味ですの!?」
ルトガー「そうそう。その調子だ。またたまに笑わせにこい。」
クラリーネ「そういえば…殿方に助けていただいたのにまだ名前をうかがってませんでしたわ。」
ルトガー「…ルトガー」
クラリーネ「…ルトガー…ですか…」
ルトガー「そうだ。またな。」
クラリーネ「こ、今度はその口を指導してさしあげますわ!」


続く(のかな?)

3: 手強い名無しさん:05/07/11 22:33 ID:0IL2hAwI
スラスラと読んでみてよかった。
だが気になる点がひとつ。

流れからいくと
ルトガー「性格は関係ない。元からだ。」
じゃなくて
ルトガー「過去は関係ない。元からだ。」
じゃないの?

4: >>1:05/07/15 22:25 ID:LQOkhYzA
読んでくれてありがとー感激だしw

ええと…そこに関してはですね。
>>クラリーネ「…殿方にそのような悲しい過去があったのですね…。ごめんなさい…嫌な事を思い出させてしまって…。どうりで無口なんですのね…。」
>>ルトガー「性格は関係ない。元からだ。」
クラリーネが”無口”と言って居ますよね。無口、ってのは性格の一環だと思い、
コノ場面は『クラリーネが、ルトガーの性格(無口と言う性格)を過去の影響だと考慮した上での発言』
のつもりだったんですが…。どこかおかしかったかな…。指摘ありがとうございます(*´д`*)
何分、これ作った時中学生だったからなー(笑)

5: 3:05/08/02 05:09 ID:uOZTS3m6
水をさしたようでスマンな。
俺のあたまではよくわからんが
よけりゃもっと書いてくれ

6: 手強い名無しさん:05/10/12 02:54 ID:GFdPcl2s
あげ

7: 手強い名無しさん:08/01/22 21:09 ID:mM
ルトクラ小説〜
もし気に入ったらレスお願いします
反響あったら続き書きます


 クラリーネのもとにルトガーが訪れたのは、進軍中のリキア同盟軍がある宿場街に駐留していた、そんな一日のことだった。

「二人きりで話したいことがある…」
そう告げられ、クラリーネは街の郊外までルトガーに付いて歩いて来たが、一向に話し出す気配がない。前を俯いて歩くルトガーの背中に、声をかけようと近付く。
ルトガーはゆっくりと振り返った。
「あ…!!」
ルトガーに強く腕を掴まれ、クラリーネは紫色の瞳を見開く。
「あなた…?」
二人はしばらくの間見つめ合った。

眉を寄せたままルトガーは口を開かない。重苦しい沈黙が流れる。
「……」
ルトガーは痺れを切らしたように舌打ちをするとクラリーネを抱き寄せた。
「…ルトガー?」
「クラリーネ、俺は…!」
先を紡ぐことが出来ない。続く言葉が出てこなかった。
腕の中のか弱い存在は、そっと扱わないと壊れてしまいそうだ。まるで美しく儚いガラス細工のようで。
この少女が自分にとって欠くことの出来ない存在だと気付いたのは、いったいいつだったか…
復讐以外に自分の望むものはない、そう思って、いやそう自分自身に思い込ませて来たのに

いつから俺は間違えてしまったのだろうか…



8: 手強い名無しさん:08/01/24 22:50 ID:mM
ここの住人ルトクラ以外もけ書けよ

9: 手強い名無しさん:08/01/25 17:00 ID:9I
あげ

10: 手強い名無しさん:10/06/14 23:15 ID:lM
オナネタ探してたらなんか見つけたwwww
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とりあえずオナ二ーのヤツに特攻したら3万もらったぜww


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