◆◆【ザ・ポォーケェーズ】◆◆


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◆◆【ザ・ポォーケェーズ】◆◆

1: 包茎撲滅:08/10/07 02:23 [ wtl7sgts57.jp-t.ne.jp ]
魔茶美
カッキー
しゃっちょークゥーン


2ちゃんスレの方ももよろしく

三大包茎トリオ=ザ・ポォーケェーズ

●●●●●ザ・ポォーケェーズ●●●●●
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/body/1219420773/

▲▲包茎▲▲ザ・ポォーケェーズ▼▼5k▼▼
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/wres/1220019217/

包茎ザ・ポォーケェーズ5K
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/yume/1219680192/

197: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 02:38 [ w21.jp-t.ne.jp ]
レイガンス『ワッハッハッハッ、ハシモト、ノートンはほとんど力入れてないぞ。』
『どんなパワーファイターでもコイツにはパワーじゃ絶対に敵わない。』『ノートンはキャリアのなさをこのパワーで十分すぎる程補っている。』
『相手を壊してばかりだから少しは手を抜け、と言っているんだ。』
『今はAWAでファイトしてるがみんなが対戦を嫌がってるんだよな。』『まあこの俺だってコイツと試合するのは絶対に嫌だからわかるけどな。』

と自慢気に語る笑顔でレイガンス。
新日勢も驚きの顏で『…』
橋本『確かにコイツは今の腕相撲ではほとんど力を入れてなかった。』
『こんな化け物がプロレスを覚えたら一体どんだけになるんだ!』
ゾ〜として青冷める橋本の顏。

年末(90年12月)には初来日を果たして一躍トップ外人の地位を築いたノートン。
圧倒的なパワーで対戦相手を破壊していたのであった。←(大げさに。)

198: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 02:55 [ w22.jp-t.ne.jp ]
あの最強外国人の名を欲しいままにしていたベイダーをもパワーで圧倒して撃破していた。
※橋本×ソントン戦での大阪城ホールでのリングアウトの勝ち方と
橋本×シビエフ戦の武道館ではベイダーにフォール負けは触れず。

橋本がホームとの一戦で欠場したと同時にノートンの快進撃が始まった。
ベイダーの前にはあのビガロも破り、文字通り最強外国人の座を“実力”とパワーで手に入れた。
3月〜4月と橋本の不在中にノートンは短期間で確固たるステータスを築き上げたのであった。
ここでビガロにノートンのラリアットと武藤にタックルのシーンを大きな1コマに描く。

――91年7月7日、福岡国際スポーツセンター――
両者がリングで対峙するシーンから。ノートンの大きさを強調する為にノートンを大きく描く。

辻《さあ、中国から凱旋の橋本と今や外人ナンバー1のノートンの注目の一戦であります!》

199: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 03:05 [ w22.jp-t.ne.jp ]
ノートン『あん時のジャパニーズボーイか!また腕相撲と同じ結果にしてやるぜ!』
橋本『…』←(闘志溢れる怒りの表情。)
橋本『パワーじゃ負けるが…俺にはノートンにないキャリアとキックがある!』
ゴングが鳴って試合開始。
橋本がいきなりタックル。しかし跳ね返される。バーンと。
(観客)《橋本があんなに軽く跳ね返されたのは初めてだー!》会場全体が驚く。
橋本『な、何だ、壁にぶつかった感じだ!』
次はミドルキックの連打に。
しかし胸を突き出すノートンには全く効かない。
(辻)《何とー、あの橋本の爆殺キックがノートンには全く効いていないぞ!》
橋本『コイツは本物の化け物だ!ベイダーやウィリアムス以上だ!』
ニールキックにきた橋本を払い落とすと自らがロープに飛んで強烈なタックル一撃。←(大きな1コマ。)
勢い余って場外に落ちる橋本。
(観客)《凄い!あんなタックル見た事ないよ!》


200: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 03:15 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本『ク、クソッ、ベイダーやウィリアムスにも手を焼いてるのに…』
『どうすりゅいいんだ!』
エプロンの橋本の喉を掴んで豪快なチョークスラムで中に入れる。
更にはリフトアップで叩き付ける。そしてジャンピングエルボー。
橋本『ボゲェ〜』←(みなさん待望の。)
(辻)《完全にノートンペースであります!破壊王が破壊されてしまうのかー!》
(小鉄)《橋本はヤバイですねー!》

更には強烈なラリアットからパワースラムで試合終了。
勝ち名乗りを上げるノートンの横にコーナーでグッタリの橋本の姿。
橋本『強い!強すぎる!ノートンは仮想ホームなんかじゃねえ!ある意味ホーム以上の強敵だ!』『ホームはボクサーだから負けてもまだ自分に言い訳できた!だがノートンはレスラーだ!』
『今後ノートンは俺の最強のライバルになっていくぞ!』
橋本の予感通りノートンとはその後も数多くの激戦を展開してゆく事になる。

201: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 03:30 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本にはショックはあったもののノートンの圧倒的な強さに自分の甘さを感じていた。
ソントン戦とシビエフ戦で中国での修行成果が現われた事によって自信過剰になっていた。
ノートン戦の敗北から2週間後の7月19日、札幌中島体育センターで今度はベイダーとのシングルが。
自分の甘さを排する気持ちで臨んだが…

いきなり試合シーンへ。両者の攻防戦を描く。
橋本のアームブリーカー、DDT、ハイキック、ベイダーのパンチラッシュ、ラリアット、ブレーンバスター。
だが最後はボディプレスで圧殺された。
(辻)《橋本ー、ノートンに続きベイダーにも敗北であります!》
《一体どうしたんだ橋本ー、ノートン戦のショックでありましょうか!》
※これはこの試合が掲載された雑誌を見ながら書いている。

橋本に精神的脆さや油断、慢心が浮き彫りになった。
ホームとの雪辱戦に燃えるあまりにノートンに完敗。そして尾を引いてベイダーにも完敗。
橋本『中国での修行の成果で自信過剰になりすぎた!』


202: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 03:59 [ w21.jp-t.ne.jp ]
そして91年8月、G1クライマックスが開催された。
※蝶野編で書いたし、橋本は準優勝だから軽く流す。
参加者8人の顏を大きな1コマに描く。藤波、武藤、ベイダー、ノートン、長州、橋本、蝶野、ビガロと。
橋本は準優勝で蝶野と激突した。しかし蝶野の執念の前に惜しくも敗退。
二人の攻防戦を。橋本のキックとDDT、蝶野のケンカキックとSTFを。
だが試合中には蝶野を何度もダウンさせた橋本の強さが光った試合だった。
優勝は逃したものの、橋本も決して落ち込まなかった。
そして9月にいよいよトニー・ホームとの雪辱戦が決定した。
橋本には三度目の正直、これを逃したら文字通り今までの苦労が水の泡。橋本は“引退”の二文字を背負って戦いに臨んだ。
橋本『絶対に負けられない!死んでも負けられない!負けたら=死だ!』
『ここで負けたら四度目はない。仮にホームが承諾しても俺がお断りだ!』
橋本はレスラー人生全てを背負って決戦に向かった。

203: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 04:18 [ w22.jp-t.ne.jp ]
――91年9月23日、横浜アリーナ――
この日は藤波×ムタ、ベイダー×ノートン、蝶野×馳と豪華なカードが並んだ。
しかし一番の注目は何と言っても橋本×ホームであった。いやっ、ホーム×橋本である。
橋本はまさに断崖絶壁の崖っ淵。もう既に深い谷底に墜ちたかも知れない。
初対決から9か月。長かった9か月。これまでのスランプとは全く比にならない。

――橋本の入場シーン。――
これまでの9か月が走馬灯の如く橋本の脳裏を駆け巡った。
中国での王との修行風景。ソントンやシビエフとの試合。そしてファンの温かい声援。
更にはこの日の試合前に猪木からも助言をもらったのだ。

そのシーン。
猪木『橋本、よくここまで辿り着いた!』
『危ぶむな!己の信じた道を征け!』
この言葉を胸に橋本はリングに上がった。

※実際に猪木はこの日は私服で挨拶した。欠場中の長州も“逆下克上宣言”をした。

204: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 04:29 [ w22.jp-t.ne.jp ]
橋本とホームがリング上で対峙する。実際のの写真通り身長差は15センチ位に描く。

ホーム『フンッ、ノートンやベイダーにまで負けて、よく俺様と戦う気になるな!』
橋本『…』←(既に感極まって涙を流している。)
ホーム『試合前に泣く様な泣き虫小僧なんか話にならねえ!』
『今日は1ラウンドで終わらしてやるから試合後に好きなだけ泣きな!』
※ホームを如何にも嫌な奴として表現。顏も嫌味ったらしく描く。
橋本『自分の為は勿論、王さん、そしてファンの為にも…俺は絶対に勝ーつ!』

そして運命のゴングが鳴った。

ホームの強烈なパンチを次々とかわす橋本の動きにホームは焦る。
ホーム『…』『いつの間に…でまその内スタミナが切れるだろうよ!』
だがホームのパンチをことごとく軽快にかわす橋本。
まずは1ラウンド終了。気付いて見ればパンチを打ったホームのスタミナが消耗していた。

205: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 04:41 [ w22.jp-t.ne.jp ]
2ラウンドの開始と同時に橋本の豪快な背負い投げが決まる。
辻《おーとっ、橋本の背負い投げが決まったー!》
観客《いいぞー橋本ー!今日は絶対に勝ってくれー!》
更にはミドルキックの連打でホームを追い込んですかさず水面蹴りでホームを倒して膝十字に。
ホーム『ウァ〜…』と悲鳴を上げる。必死にロープに手を伸ばす。ここで2ラウンド終了。
橋本『ゴングに救われたな!だが膝が痛んで立ち上がれねえだろ!』

足を引きずるホーム。足にダメージを負った為にパンチも威力半減は免れない。
3ラウンド開始。ホームがヤケクソでパンチの連打。だが橋本は全部かわす。
ホーム『クソー、俺が負ける訳ねえんだよ!』だがホームはスタミナ切れ状態。
橋本は冷静だった。ホームの首を取るとDDTの体勢へ。だがホームは渾身の力でロープに逃げる。
そして…ここで…ホームのパンチが橋本の股間に炸裂。
橋本『ウギャッ』と悲鳴。コーナーにもたれた状態に。
そこにホームがパンチの連打で橋本をダウンさせる。

206: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 04:54 [ w21.jp-t.ne.jp ]
辻《今のは急所打ちですねー!汚い戦法であります!》
小鉄《でもああいう悶着状態だと故意にやっても過失と見なされる事が多いですから!》
観客《ホーム汚えーぞー!》 《ふざけんな、コノヤロー!》 《正々堂々とやれよ!》
レフェリー高橋『ホーム、ユーは今のはわざとやったな!』
ホーム『わざとじゃねえよ!必死にもがいてたら当たっただけだよ、フンッ!』
詰め寄る高橋の胸倉を掴んでパンチを打とうとするホーム。
高橋『やめろ、反則にするぞ!』
橋本『待てー!相手は俺だ!間違えんじゃねえホーム!』
とここで3ラウンド終了。
4ラウンド開始。
橋本のラッシュが開始。水面蹴りからアームロックで締め上げる。何とかロープに逃げるホーム。
すかさずミドルキックの連打。更にはニールキックからDDT。完全にKO状態のホーム。
橋本『立ってこい、ホームー!』フラフラのホームのパンチが橋本に当たる。が、そのまま動かない橋本。

207: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 05:06 [ w21.jp-t.ne.jp ]
観客《何だ?あそこまで追い込んで橋本の逆転負けか!》

しかし橋本には効いていなかった。中国の王からの直伝の“気”である。
ホーム『何だ、当たったはずなのに力が抜ける!力を吸い取られてるみたいだ!』
橋本は自分の顔面にあるホームのみぎ腕を捻って投げ飛ばす。←(豪快に投げるシーンを描く。)
そのまま腕ひしぎ逆十字固め。
ホーム『ウギャ〜』
堪らずホームはギブアップ。橋本の雪辱が果たされた瞬間であった。
これも雑誌見ながら列伝風に脚色して書いた。

リング上で涙を流して喜ぶ橋本。
橋本『ヤッター、遂に果たしたさー!王さん、ありがとうございます!』
『そしてファンのみんな、ありがとうー!』
橋本はこの日を境に新たな戦いが開始された。
今度はノートンやベイダーへの雪辱戦、三銃士のトップ争い。更にはIWGP奪取。
まだまだ目標はありすぎる。今日はその通過点でしかすぎない。

※打倒・猪木はいつの間にかなくなってるが。

208: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 13:08 [ w22.jp-t.ne.jp ]
その後は更にビッグになった橋本。破壊王:橋本真也が形成されていった。
92年に入ると更に三銃士同士のトップ争いが激しくなった。

――92年G1――
またもやってきた夏の祭典、いや激戦。しかし橋本はまたもや勝利の女神から見放された。
この年も蝶野が意地を見せて前人未到の二連覇を達成した。
だが橋本には小さな事であった。優勝できなかった分、他の試合で鬱憤を晴らした。
橋本のキック、チョップ、DDTの場面を大きな1コマに。
93年の1/4には猪木とのタッグが決定した。橋本が猪木に申し入れをして猪木が受諾。
ノートン、レイガンス組との試合だった。
しかし結果的には猪木の体調不良でドームは欠場。マサ斎藤が代理を務めた。
橋本『残念だが仕方ない。また別の機会に…』
この思いをノートンとレイガンスにぶつけて破壊王ここに在り!を見せ付けた。

209: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 13:22 [ w21.jp-t.ne.jp ]
とどまる事を知らない破壊王:橋本の驀進。
恒例となった夏の風物詩93年のG1はまたもや優勝を逃した。
しかし橋本はG1最終戦には新日に殴り込んだWARの大将の天龍源一郎とシングル。
しかもG1期間に行われたのも橋本の評価の現われであった。
橋本『天龍さん、いや天龍。男としてお前を潰す!』
――試合シーンから――激しいチョップ合せん、天龍のグーパンチ、橋本のキックを大きな1コマに。
最後はパワーボムで破れた。しかし破れて悔いなし!まさに男の戦いに会場中が酔い痴れた。
秋にはムタからIWGP王座を奪取して初栄冠。
毒霧を何度も浴びながらもDDTで激勝。顔面霧で汚れた橋本のDDTを大きな1コマで。
遂に念願のIWGP王者に。子供の頃から憧れたIWGPベルト。
橋本『ついに取ったぞ!俺はこれが欲しくてプロレスに入った様なもんだ!』
喜びは同時に破壊王驀進の起爆剤になった。

210: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 13:36 [ w22.jp-t.ne.jp ]
この頃の橋本は敵なしの状況。橋本=最強説まで出る状態に。
IWGPタイトルも連続防衛。
※防衛回数と相手も全部わからんから一気に飛ばす。

94に入っても橋本の驀進は止らない。一旦は藤波の老獪な丸め込みにやられた。
しかしリターンマッチではキックのラッシュで藤波を完全KOに。
――94年4月:広島サンプラザ――
鬼の形相の橋本のキックのラッシュと藤波のダウンした姿を描く。2コマに。
余りの凄まじさに会場全体が静まり返っていた。
その後も長州、蝶野、武藤、越中、マシン、馳、健介と対戦相手を次々と破壊。
彼らとの各試合を1コマずつ計7コマに。
※実際にはこの7人は全部が防衛戦の相手ではないが、如何にも防衛戦の様相で。
もはや橋本は完全に新日本プロレスのトップに立った。
文字通り日本人最強レスラーに相応しい男へと。
橋本『誰でもいいから俺を潰してみろー!』

211: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 13:50 [ w22.jp-t.ne.jp ]
95年に入り、相変わらず橋本の驀進が続く。
しかし5/5福岡ドームで武藤にタイトルを奪われる。
二人の攻防戦を1ページに描く。
だが、タイトルを手放した事でまた自由の身になった橋本。
報道陣の前で。
橋本『まあこれでやっとベルトの重圧からやっと解かれました。』
『プレッシャーで潰されそうで思う様に試合ができなかったんでね。』
余裕の顏の橋本。橋本が去ったあとに。
記者A『プレッシャーって…橋本にプレッシャーあったのか?』
記者B『プレッシャーあっても今まであんな試合じゃあ…』
記者C『これから橋本ってどんだけの強さになるんだ?』
橋本はタイトルを失ったのではなく、軽く手放した程度にしか考えていなかったのだ。
『これまでの橋本ならベルトを失っていたらきっと落胆していただろう。
しかし自信を得た橋本は王者から転落する事にも動じない程大成長したのだ。猪木(談)』←(久々)

212: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 14:05 [ w21.jp-t.ne.jp ]
95年G1はタイトルを奪った武藤との決勝戦。
キックと怒濤の攻撃で後一歩まで追い込んだが最後は大逆転負けを喫す。
キックで武藤が何度もダウンしたシーンを1ページで描く。
しかしこの時の武藤は断崖絶壁の崖っ淵状態だったのだ。橋本はかつての自分自身に重ね合わせていた。
橋本『追い込まれた人間は強い。俺も何度も経験した事だ。』
更に秋にはUWFインターとの全面対抗戦が実現。
歴史的な10/9ドーム大会が開催された。ドームは7万を越す超満員に。
全8試合が組まれた。全ては完全な潰し合いである。
橋本は中野辰夫とのシングル。10年前には新日の前座を沸かせたカードだ。
しかしこの10年で両者の差は大きく開いた。ファンからすれば橋本×中野では物足りなかった。
やはり橋本×高田が見たい。しかしタイトルマッチとなった為に武藤×高田がメインに。

213: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 14:16 [ w21.jp-t.ne.jp ]
現場監督の長州は新日の全勝を読んでいた。新日が負ける訳ない、と。
しかし蓋を開ければ6試合中で飯塚と健介が落とした。
長州は自らも出陣して200%勝てる!と啖呵を切った安生洋二を5分足らずで横綱相撲で下す。
だが、2敗を喫した状況に控え室で荒れまくり。
長州がイスを壁に投げ付けて机を蹴り上げるシーンを描く。
長州『何やってんだタココラー!ふざけんなコラー!』
『飯塚と健介、アイツら何だあのザマはコラー!』
横で冷静な橋本。既に歴史的なビッグマッチであっても気負いもプレッシャーも一切ない。

――中野との試合シーンへ飛ぶ――

中野の攻撃を一切受け付けずに垂直落下DDTで横綱相撲。
対峙シーンと中野を垂直落下〜で持ち上げるシーンと勝ち名乗りのシーンを各1コマで。
橋本強し!しか残らない試合内容であった。


214: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 14:30 [ w22.jp-t.ne.jp ]
対抗戦だけではなくタッグタイトルも平田と共に保持していた。
橋本、平田の大型パワーコンビはタッグ戦線でも敵なし。その原動力は橋本。
橋本、平田の戦いを1ページに、蝶野、天山、越中、武藤、健介を相手のシーンを描く。
96年1/4ドームでもUインターとの対抗戦。橋本は別枠で山崎一夫を撃破。1コマに。
だが、何とメインの武藤×高田で武藤が破れた。IWGPは他団体に流出したのだ。
しかも高田は自分の興行でもIWGPタイトルマッチを越中相手に行なった。
これにはさすが新日側も焦った。橋本の闘志にも再び火が付いた。
橋本『よし、俺がベルトを取り戻してやる!』
『高田、お前を潰す!覚悟しとけ!』
4/29ドームで高田×橋本のIWGPタイトルマッチが決定した。
橋本『会社の為じゃねえ!俺自身の為にタイトルを奪い返す!』

――そして4/29ドームのメイン――
両者がリングで対峙している。

215: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 14:42 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本はかつて若手時代に高田と毎晩飲みに行ってバカをやった楽しい記憶が蘇った。
そのシーンを大きな1コマに描く。
しかし感傷的にはなってない。目の前にいるのは良き先輩・高田伸彦ではなく外敵・高田延彦である。
橋本『高田さん、高田、今日でお前の王者は終わりだ!覚悟しとけ!』
高田『橋本、まさかこんな形で会うとはな!まあお前も武藤と同じ事になるよ!』
お互いに心の中で。

コングが鳴って試合開始。攻防戦を恒例の描く殴りで。
高田のキックの猛ラッシュを受けまくる橋本。
橋本『グァッ、こ、これがいつも俺がやってる蹴りか!』
『で、でも俺のキックは…もっと…重い!』
と高田に強烈なミドルキック。一発で吹っ飛ぶ高田。
辻《橋本の強烈なキックが炸裂しましたー。やはり重さやパワーが違うぞ!》
またもや一進一退の攻防戦を描き殴り。

216: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 14:56 [ w21.jp-t.ne.jp ]
壮絶なキック合せんだが、スピードで勝る高田が有利の展開。橋本のキックは頻繁にかわされる。
高田のキックのダメージが蓄積される橋本。
橋本『マズイ!このままなら…』と目を見開いて高田のスピードあるキックをかわす橋本。
ただではかわさない。水面蹴りが炸裂した。倒れた高田にジャンピングエルボー。
コーナーに詰めて膝蹴りの連打からDDT。
辻《橋本の怒濤の猛反撃、猛ラッシュだー!》
小鉄《これで勝機を掴めそうですね!》
しぶとい高田は橋本の顔面にハイキック。だが橋本も倒れずに体を回転させてのケサ斬り。
最後は強引に持ち上げて垂直落下DDT→三角絞めに。
高田がギブアップで橋本の勝利。異常に盛り上げるドーム全体。
橋本はコーナーに掛け上がってアピール。
橋本『遂にタイトルを取り戻しだぞー!』
“実力”でベルトを取り戻した橋本。完全に橋本時代が到来した。

217: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 15:10 [ w21.jp-t.ne.jp ]
試合後のリング上。
高田『橋本、随分と強くなったな。見違える程だ。』
橋本『高田さん…俺も揉まれてきましたよ。』
二人は戦い終ってノーサイド。
高田『橋本、今度またキャバクラ行こうな。今度はお前の奢りで。昔は散々奢ったんだから』
橋本『ええ、わかりました。』と笑顔で。
再びIWGP王者となった橋本。だが以前よりも遥かに頼り甲斐のある王者誕生であった。
その後も“最強王者”は怒濤の快進撃を続けた。
恒例の殴り描き。

97年春になり、何とオリンピックメダリスト小川直也が新日のリングに登場が決定した。
ウェイン・シャムロックの新日初登場が潰れた為にその打開策が小川投入だった。
しかし結果的にはシャムロックより小川の方が遥かにインパクトが大きかったのである。
橋本×小川の異色対決が実現した。

218: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 19:54 [ w21.jp-t.ne.jp ]
97年春に長年勤めたJRA?を退職した小川は猪木に拾われた。
猪木の元で生きる決意からJRA?を退職したとも取れる。
そんな中で猪木は小川を後継の弟子の一人としようとしたのだ。
これには新日内部からも反感が出た。橋本も当然…
だが結果的に小川は猪木が新日本プロレスに送った刺客という立場に。

――97年4月、ドーム――
メインは橋本×小川の異色対決。知名度ある小川の参戦に一般マスコミもかじり付いた。
最初に小川の入場。まだ柔道着を着て太っている頃。
観客《小川デケーな!》 《アトランタの銀だよ!》 《強いんだろうな!》

そして橋本もリングイン。
小川のセコンドに猪木と佐山がいる。
橋本『猪木さん、何でそっちなんだ?』『あんたは新日の敵なのか?』
橋本の疑問は不満となり、怒りを呼び込んだ。
そして運命のゴングが鳴った。対峙する両雄。
小川をデカく描く。

219: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 20:04 [ w22.jp-t.ne.jp ]
橋本『柔道で勝負したら確実に負ける!だがこれはプロレスだ!』
橋本の強烈なキックがバシバシ炸裂する。無防備で逃げまどう小川。
観客《柔道家に蹴りはキツイな!》 《橋本に蹴り潰されちゃうんじゃないか!》
更に強烈なローキックで小川がダウンする。キックの対応、ディフエンスができない小川。
辻《やはり柔道家はキックに対する対処が全くできません!》
小鉄《でも橋本選手も油断はダメですよ!捕まったら落とされますから!》
そして何と橋本が小川を払い腰。『一本!』柔道ならここで終わりである。1ページ全体に描く。
小川『ク、クソッ、俺が投げ飛ばされた!』
佐山『マズイ!小川、精神的ショックがデカい!』
だが小川の追い込まれた心境と橋本の油断が明暗を分けた。
橋本『よし、俺の勝ちだ!こんな事やってる場合じゃねえ、やる事が沢山あるんだよ!』
橋本は乱立するマット界統一を真剣に考えていたのだ。

220: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 20:14 [ w22.jp-t.ne.jp ]
特に全日本プロレスとの交流を真剣に考えていたのである。それこそが日本のプロレス界の為になる。
それだけに小川との試合はただの試合の一つとしてしか考えていなかった。この時までは……

辻《さあ橋本がフィニッシュにいくのかー!》
しかし小川が橋本に突然の猛突進。足を掛けてそのまま押し倒した。1ページ全体に描く。
観客《ア、アー!》
後にSTOと命名される最も危険な柔道技である。
橋本『な、何だ…』
そして胴絞めスリーパーで橋本を絞め落としたのだ。
辻《橋本まさかの敗北ー!小川が大金星でありますー!》
観客《橋本が負けたー?》
騒然とするドーム全体。猪木の元に駆け寄る小川。
小川『ありがとうございます。』
猪木『ウム、ご苦労サン。』
橋本がまさかの敗北。セコンドも騒然とする。意識を取り戻した橋本。
橋本『あ、頭がイテー!あれ?試合は?』
そしてリング上の光景で橋本も状況を察した。
そう、自分自身の敗北を。

221: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 20:24 [ w21.jp-t.ne.jp ]
翌日は各新聞に試合が一面に掲載された。『プロレスが柔道に負けた!』と書かれていた。
橋本は失意のどん底に。後一歩まで小川を追い込んだだけに悔やみ切れない。しかもプロレス全体に汚点を。
橋本は自分の敗北よりそっちの方が悔しかった。責任を感じていた。
小川とのリベンジを会社に直訴した。すぐに一か月後に再戦が決定した。
橋本『プロレス界全体の為にも…小川を殺す!』
もはや橋本には殺るか殺られるかの戦いしか頭になかった。

――97年5月、大阪ドーム――
すでにリング上のシーンから。
1勝している小川は前回より余裕の表情。一方の橋本は目がイッている。完全に殺る気である。

橋本『小川、テメーの好きにさせねえ!この前は負けたが今日は勝たせてもらう!』
小川『もう怖くない!今日も絞め落としてやる、橋本!』
試合開始のゴング。
いきなり橋本がキックの猛ラッシュ。小川も多少はガードを覚えた。

222: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 20:36 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本『コノヤロー!猪木さんからキックのガードのやり方を教わったか!』
『だがな、俺のこの背負ったものの重さは猪木さんからも教われねえんだよ!』
とガードする小川を強烈なミドルキックで吹っ飛ばす。
更にジャンピングエルボー。そして俯せの小川を更に蹴りまくる。
辻《おーと、橋本がプッツンしたかー!このままいけー橋本ー!》
ドーム内が大橋本コールに包まれる。
更には立ち上がった小川にチョップの連打。小川が口から血が飛び散るシーンを描く。
初公開のローキックケサ斬りが小川の頭部を捉える。意表を付かれた小川はダウン。
一方的な壮絶な試合にドーム全体が静まり返る。
水面蹴りで再び倒して無理やりのDDT。
辻《決まったー!これで小川も万事休すかー!》
しかし小川も完全に死んでいなかった。意表を付いたSTOを決める。
橋本『グワッ…』
そして胴絞めスリーパー。前回と同じパターンへ。

223: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 20:50 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本『マズイ!またか…だが俺はプロレス界全体を背負っている!』
『死ぬのは…小川、テメーだー!』
と絞めている小川の腹部にエルボーを叩き込む。
※胴絞めスリーパーで橋本の体勢が上になってる状態から下の小川の腹部に。
小川『ボゲェ〜』←(またもや待望の)
そして怒りの表情でゆっくり立ち上がる橋本。
無防備で膝立ち状態の小川の顔面に強烈なハイキック。ガツーンの音と共に1ページ全体に。
橋本の完全KO勝ちである。
佐山『ヤバイ!』と慌てて倒れた小川に駆け寄る。
鬼の形相の橋本は仁王立ち。そしてリング下の猪木と目が合う。猪木を睨む橋本の怒りの顏を描く。
橋本『猪木さん、アントニオ猪木、俺を潰せるもんなら潰してみろ!』
心の中で。
だがこれは橋本と小川の運命の序曲にすぎなかった。
その後8月の名古屋ドームでは健介にIWGP王座を奪われるも怖い橋本は益々怖さを身に付けていった。
健介戦も大きな1コマに。

224: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 21:14 [ w22.jp-t.ne.jp ]
新日では蝶野率いるNWOが猛威を振るっていた。
久々の蝶野との対決シーン。←(タッグ、会場や日時は特定しない)
橋本の膝に蹴りを叩き込む蝶野。
橋本『グワァ〜!』
蝶野『よそ見ばかりしてっと足元すくわれるぞ、オラー、エー!』
だがケサ斬りで反撃。蝶野を吹っ飛ばす。出てきた天山には地獄突きからヘッドバット。
二人をダブルDDTに。いつの間にかゴングが鳴る。
キック主体の橋本はこの頃は膝がかなり悪化していた。全力ファイトの代償であった。
膝が完全に弱点と化した橋本は相手から頻繁に膝を狙われる様になっていた。
NWO武藤の低空ドロップキック、山崎のアキレス鍵固め、藤波のレッグロックのシーン。
しかし橋本は膝の痛みを省みずにキック主体のスタイルを貫いた。
特定しない相手にキックを叩き込むシーンを描く。
98には長州、そして猪木が現役を引退。いよいよ橋本は本格的に新日のトップに躍り出た。
ここも大きな1コマずつ。


225: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 21:27 [ w21.jp-t.ne.jp ]
そんな自覚から98年のG1では念願の初優勝を果たす。
決勝戦の山崎との試合を1コマに描く。橋本のチョップのシーンを。
橋本『遂に優勝できた!8年間で1度も優勝できなかったが遂に!』
『蝶野と武藤に先を越されたが…これで俺も胸を晴れる!』
だが、これまで誰よりも激闘を繰り広げてきた橋本にはG1優勝はおまけにすぎなかった。
そして99年1/4ドーム。
久々1年8か月振りに小川との対戦。前回の壮絶顔面蹴りKO以来。
小川は既に柔道着を捨て、体重も絞って挌闘家に変貌していた。
柔道技+打撃系のスタイルで世界の格闘技界からも注目を集めていた。←(大げさ)
スタイルを確立したニュー小川と橋本の対決。
小川が目がイッちゃってる顏で入場シーン。橋本の入場シーンも。両者が対峙してゴング。
小川『橋本、前の俺とは違うぞ!今日はあの時のお礼を何倍にもして返してやるよ!』


226: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/29 21:44 [ w22.jp-t.ne.jp ]
突然、橋本の顔面にパンチを連打で放つ小川。橋本は早くもダウン。そして蹴りまくる。
観客《何だ小川は?前の仕返しか!》 《何かヤバイ展開だな!》
橋本『ウグゥ…何なんだコイツは?これが小川のニュースタイルか?』
またもや橋本の腹部にトーキック、そしてマウントでのパンチの嵐。橋本が血だらけのシーンを描く。
橋本の顔面にハイキック、踵落とし、ストンピングを描く。その都度、列伝特有の血が飛び散るシーン。
更には橋本を場外に蹴り落としてツバを吐き掛ける小川。←(ふてぶてしく描く)
辻《どうしたんでしょう、小川は最初からプッツンしております!》
小鉄《これは試合よりも殺し合いに近いですよ!》
小川『どうしたオラー上がってこいよ!』
橋本『そうか、そっちがその気なら殺ってやるよ!』
エプロンからの水面蹴りで小川を倒してエルボー。だが小川も体勢を入れ替えて橋本の顔面をタコ殴り。
この手の戦いなら不慣れな橋本より小川が数枚上手だ。

227: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 02:02 [ w12.jp-t.ne.jp ]
橋本も随所で反撃攻勢に出るも全てが決定打とならず単発的で終わる。
あまりの凄惨な光景にドーム全体が息を飲み静けさに。
小川『橋本ー、立ってけよオラー!』『そんなもんかよ、コノヤロー!』
控え室の武藤と蝶野も真剣な面持ちで無言でモニターを見つめている。そして猪木も…
ここで戦闘不可能として試合終了のゴングが。

若手やセコンドに抱えられる橋本。
橋本『ま、待て、まだやれる!止めんじゃねえ!』
長州『何てこった!』と長州がリングに上がる。事態を察知した平成維新軍の小原までもが。
長州『小川、これがお前のやり方か!』
小川『戦いにやり方もクソもねえだろコノヤロー!』
長州と小川がひと悶着状態に。長州が小川を殴るシーン。
リング上は総勢30人近くが上がり大混乱の状態で収集がつかない程に。

228: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 02:23 [ w11.jp-t.ne.jp ]
この試合は結果的に新日史上最悪に残る後味悪い“事件”となってしまったのだ。
この試合は猪木が小川に勝負度胸を試す手段で橋本に“仕掛ける”様に煽った。
過去の顔面蹴りで橋本に対する恐怖心、トラウマを完全に払拭させる為に小川を試した。
すると猪木の予想を遥かに超えたセメント、シュートマッチに発展してしまった。
結果論として小川は猪木の予想を遥かに超える程の勝負度胸があったのである。
猪木の、小川の勝負度胸を試す意味合いがとんだ惨事を招いてしまったのであった。
最も最悪な被害者は橋本である。だが橋本も雪辱を強く心に誓った。
もはや橋本には『打倒・小川』以外には何も見えない状態。
それも不意打ち的に仕掛けられただけに怒りは計り知れないものがあった。
小川の背後の猪木の存在を確信した橋本は猪木とも決別宣言。猪木・小川との戦いを決意。
橋本『絶対に許さねえぞ!小川はもちろん、アントニオ猪木!』
『貴様は絶対に許さん!小川共々に必ず俺が地獄へ叩き落としてやる!』
そして99年10月に再び小川との再戦が組まれたのであった。
他の全ての存在が霞んでしまう程のインパクトがあった両雄の抗争、いやっ私怨。
ドームには橋本のリベンジを願うファンがドームに駆け付けた。
最初は口下手だった小川もすっかり毒舌を吐く、相当な雄弁者になっていた。
小川『まあ俺の方は別に逃げる理由なんか一切ねえからやってやるよ!』
『あいつが俺に殴られたいなら望み通り死ぬまで殴ってやるからよ!』
『俺とやるより新日内で仲良く楽なママゴトしてた方がいいと思うんだけどネ!』
橋本は終止無言を貫いた。小川に何を挑発されようが…全てはリング上で…
そして再戦の日がやって巡ってきた。

――両雄がリングで対峙する――
両雄のただならぬ殺伐としたオーラが会場全体を覆い尽くす。

229: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 02:44 [ w11.jp-t.ne.jp ]
試合開始のゴングが鳴った。
小川は前回同様にナックルの連打を叩き込む。橋本も敢えてかわさずに小川の顔面にナックル。
二人の壮絶な殴り合いにドーム全体がどよめく。両雄共々顔面が血だらけの状態。
だが、まずは小川がダウンを奪った。マウントを取って橋本をタコ殴り状態に。
しかしやられてもやられても橋本も目は死んでいなかった。
小川『しぶてえ野郎だな!お前じゃ無理なんだよ!』
『お前に限らず誰も俺を倒せやしねえ!わかれよコノヤロー!』
橋本が一瞬の隙を付いて逆にマウントに。しかしこの戦法は慣れてる小川に分がある。
だがここはプロレスのリング。橋本は渾身の力でジャンピングエルボーを小川の腹部に。
小川『ボゲッ!』そして倒れた状態の小川にキックの嵐。
観客《橋本ー、殺せー!》 《小川なんか潰せー!》
辻『いいぞ、橋本!このまま小川を一気に潰してくれー!』
だが小川も顔面を上手くガードしている。世界の柔道家から既に最強挌闘家に変貌した小川。
スタンド状態で今度は橋本の顔面にミドルキックの連打。橋本もキックを放つ。
だが足の長さで小川有利。
更にはSTOが炸裂。ドーム全体から悲鳴が。しかもSTOの連発。
橋本はフラフラ状態て立ち上がるも最後のSTO。ここは1ページ分で。
これで勝負あった。橋本の二連敗に。
既に意識を失った状態の橋本。小川もグッタリ。二人の死闘の凄まじさを現す為に両雄グッタリの状態を描く。
ドーム中のファンも力を落とすシーン。

そして控え室。
小川『俺の勝ちだよ、文句ねえだろ!』
さすがの小川も激戦でくたびれ果ててしまい言葉少なめ。
一方の橋本は控え室で大の字。周りに長州、健介、マサ、ライガーらが心配そうに取り囲むシーンを描く。
橋本の完敗である。厳しいがこれが現実であった。

230: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 03:09 [ w12.jp-t.ne.jp ]
その後はもはや橋本にはリベンジのチャンスはない、誰もが思った。
既に妻子がある橋本だが、家族にも顔向けできない。息子の大地君は小学生になった。
ごまかしは利かない年齢。そんな傷心の橋本を夫人は労る。
テーブルに座った橋本の肩に手を置くシーンを描く。両者の顏ははっきり描かない。
小川に全てを奪われ破壊はれた橋本。だがあくまで戦いの中での出来事。
そこは橋本もわかっている。『強い者が勝つ!』これは橋本の持論。
小川が悪いのではなく、負けた自分が悪い。自分が弱いから悪い。
橋本の敗北の衝撃はプロレス界全体にも及んだ。
ここで三沢、小橋、川田がその記事の新聞を読むシーンを各1コマずつ描く。
しかしこのままでは“男”として引き下がれない。だがもう再戦はない。
あったとしても相当先になる。橋本自身はいつかは、としか考えていなかった。
更に再戦を直訴する事は橋本の性格上、絶対にできない事であった。

破壊王:橋本真也のかつての勢いは完全になくなった。
それに伴い新日本プロレスの勢いも失われていった。
新日に取って橋本はそれだけ影響力があったのだ。
だが傷心の橋本を気遣った社長の藤波が橋本と小川の再戦、再再戦を企画した。
橋本奮起を促した。そして社長権限を強引に駆使して実現させた。
橋本はこのままなら間違いない終わる、そう判断した藤波の“決断力”だった。
橋本と藤波の会話シーンを1コマ。
二人の真剣な話し合いの中で橋本は本気の引退を賭けて臨む事となった。
更には8年振りのゴールデン放送が決定。しかも番組名まで付いた。
『橋本真也34歳 負けたら即“引退”スペシャル』
まさにプロレス番組では前代未聞の放送企画であった。
しかしこれは全て橋本が承諾した事。というか橋本自身自ら望んだ事だ。
軽々しく再戦なんかできない。やるなら己の人生、強いては命を賭ける覚悟だ。

231: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 03:41 [ w11.jp-t.ne.jp ]
2000年4月、東京ドーム
遂に来た。橋本の運命の日が。橋本真也34歳、負けたら即刻引退である。
覚悟を決めた橋本は頭も坊主に丸めた。
そしていざメインの試合へ。
橋本『これで負けたら死だ!もう後がない!やるしかねえー!』
体から炎が燃え上がる様なシーンを描く。
橋本の入場シーン。涙を流しての入場。ドーム全体が割れんばかりの大橋本コール。
リングでも涙を流す橋本。
小川『ケッ、試合前に泣く奴なんかお話にならねえなあ!』←(ホームのパクリ)
田中ケロ(『ハシモトォーーシンッーーヤァーーーー』
橋本『これが最後のコールかも知れん!最後の入場、最後のコール、最後の試合!』
『例え最後でも小川ー、お前だけは潰すぞー!』
と小川に飛び掛かり試合開始の流れに。橋本の猛攻を描く。
キック、チョップ、ケサ斬り、ニールキック、バックドロップ、地獄突き、ヘッドバット、エルボー
これらを2ページ使って描く。
辻《一方的な橋本ペースであります!いけー橋本ー!》
《今日こそ小川を徹底的にブッ潰してくれー!》
ドーム全体も橋本の猛攻に大お祭り騒ぎ状態。

しかし小川ま反撃へ。パンチとキックのコンビネーションで試合を立て直す。
遂にSTOが炸裂。モロに頭を強打する橋本。だが目は死んでない。
橋本『ク、クソッ、効きやがる…』更にSTOの連打に。小川も焦っているのだ。
しかし次のSTOでは橋本が咄嗟に左腕を小川の首に巻き付けてDDTに。
橋本も頭を強打したが、同時に小川も脳天をマットに強打した。1ページ全体に描く。
不意を付かれた小川のダメージも深い。ダウンして起き上がれない小川。先に立つ橋本。
これで誰もが橋本の勝利を確信した。

232: 名無しでくやしいヨ☆:08/11/30 04:04 [ w11.jp-t.ne.jp ]
いよいよフィニッシュの場面、誰もがそう確信をした。
最後の力を振り絞って橋本は小川を垂直落下DDTの体勢に持ち上げるシーンを。
だが小川も最後の力を振り絞ってその体勢からSTOで橋本を倒す。そして止めの最後のSTOへ。
これで橋本は起き上がれずにKO負けに。勝者小川も終了ゴングと同時にコーナーに倒れている。
ドーム全体が信じられない光景に愕然とする。セコンドも全てが。
ここで解説席の辻と小鉄の驚きの顏も。全てが静止画みたいに止った様な状況に描く。

小川『ハーハー…お、俺が勝ったぞっ…』
小川も死にそうな顏。今回は両者血だらけにはせず。
リング上で大の字の橋本を描く。周りを暗くする。
橋本『終わった…俺のプロレスが…今日で、お、終わった…』
潔く引退を覚悟する橋本の顏を描く。全てをやり尽くした。燃え尽きた、と。
※読み手の涙を誘う描き方&書き方で。

立ち上がり、四方に礼。
涙を流すファンばかりを敢えて描く。
橋本も涙を流しながら花道を歩き全体に最後の礼を。
ここは一切誰のセリフもなし。音の無い世界を演出。
※最後の礼の後には笑顔で両手を上げてる橋本の姿を描く。大きな1ページを使って。


233: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/03 08:05 [ w32.jp-t.ne.jp ]
引退して以来、橋本は家族との時間を共有していた。
プロレスラーという職業柄で家にいる事はほとんどなかったからだ。
また橋本の様にビッグになれば人気レスラーとして試合意外でも多忙だった。
決して家族をないがしろにした訳ではない。かすみ夫人もそこは十分理解していた。
しかし橋本には家族に申し訳ないという気持ちが強かった。
というより引退して家族と時間を共有する様になってからそういう気持ちが芽生えた。
橋本『これで大事な家族と一緒にいられる。これでいいんだ。』
『これまでは家族には随所と寂しい思いをさせてしまったからな。』
かすみ夫人に長男の大地君、長女も生まれた。家族4人、橋本もようやく普通の父親になれた。
家族と公園で楽しむシーンを書く。
※橋本って子供が3人いたんだね。長男、次女、長女、次女と。
次女はまだ小さいから橋本が亡くなる少し前に生まれたのかな?

いつしか橋本の頭から『プロレス』の4文字は消えていた。
プロレス雑誌も中継も報道も一切見なくなり、完全にプロレスから切れた状態へと。
これまで命を賭けた戦いで築き上げた莫大な財産で生活をしていた。

しかし夏に藤波から連絡があって会う事になった。
橋本からすれば元の会社で大変お世話になった社長と会う。その程度の感覚だった。

そして藤波と橋本が超高級ステーキハウスで会ってるシーンを描く。
橋本『お久し振りです。』
藤波『ああ…』
そして一呼吸間を置く意味合いで店内を描く。
次のシーンで藤波が切り出す。
藤波『橋本、戻ってこい!』
橋本『……』
藤波『リングがお前を必要としている!』
橋本『ハッハッハッ、藤波さん、そんな冗談を言う為に俺を呼んだんですかぁー!』←(笑顔で)
橋本『今日は子供達と映画に行く予定だったん…』と笑いながら言う言葉を遮って
藤波『橋本、頼む、戻ってこい!』
橋本『いやっ、俺は戻れませんよ。それをやったらプロレス界を裏切る事になりますから。』
橋本『男は一度言った事は貫かないとダメだと思いますから!』


234: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/03 08:29 [ w31.jp-t.ne.jp ]
藤波『お前の気持ちはわかる!十分わかる!だがお前にはリングしかないんだ!』
藤波『責任は俺が取る!何があっても俺は命を賭けてお前をリングに戻す!』
5時間以上の藤波の説得に遂に橋本の心は動いた。
既にプロレスには全く未練がなかった。二度とリングに上がる事もないと思っていた。
万が一にもリングに上がるとすれば何年か後に新日が、引退した元レスラーを正体する催しがある時。
そしてそれに自分が招待されれば、と。その時は引退した元レスラーとして上がろうと思っていた。
だが藤波の命賭けの説得が橋本の心を揺り動かしたのだ。
そして橋本の新日復帰、レスラー復活が正式に決定したのである。

復帰戦は10/8東京ドーム。半年前に、結果的に最後の試合になった場所である。
相手は社長の藤波が自ら務める。第一試合に組まれた。
これは橋本が申し出た事。軽々しく後の方で試合なんかできない。それは他の選手達に失礼。
自分は出戻りの立場だけに一番最初に試合をするべきだ。
橋本がかすみ夫人がテーブルで向き合っているシーンを描く。
橋本『かすみ、すまない。俺はまたリングに戻る事になった。』
かすみ夫人『そうですか。わかりました。謝る必要はありませんよ。』←(笑顔で)
そして再びトレーニングに励む橋本。以前は簡単に上げていたバーベルも上がらない。
数か月一切トレーニングをしていなかっただけに当然である。
コンデションがどうか?それは橋本自身が一番よくわかっていた。
プロレスは決して甘くない。トレーニングを数か月もやらなければ体も1からに戻る。
必死にトレーニングに励む橋本を描く。そして当日。
この日は新日と全日の対抗戦が組まれていた。
三沢、小橋、田上ら主力選手が大量に離脱した全日は崩壊の危機に晒されていた。
残った選手は川田と渕の太陽ケアの3人のみ。崩壊を懸念した新日側が助け船を出したのだ。
しかも橋本の復帰戦もあってドームには沢山のファンが押し寄せた。

235: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/03 08:54 [ w32.jp-t.ne.jp ]
――橋本の入場シーン――
『爆勝宣言』が鳴り響くと大歓声の大橋本コール。橋本も涙を流しながら入場。
橋本『もう二度と戻る事はないと思ったリング!』
『感謝の気持ちを込めて藤波社長にぶつけるぞ!』
橋本がリングイン。藤波が待ち構えている。
藤波『橋本、お前の気持ちを全部俺にぶつけてこい!』
『俺が命を賭けてお前の気持ちを全部受け止める!』
そして試合開始。
またまた橋本と藤波の攻防戦を大きな1コマに描く。
藤波のドラゴンスリーパー、バックドロップ、延髄斬り、橋本のキック、ケサ斬り、エルボー。
最後は橋本の勝利。←(手を上げてるシーン)
橋本『藤波社長、ありがとうございました!』←手を上げたまま泣いている顏で。
下には大の字状態の藤波が。
藤波『橋本よ、よく戻ってきた!お前にはリングしかない!』
『俺はお前を無理やり戻した責任で命を賭けてお前を守る!』
『遠慮せずにこれまで以上に暴れまくってくれ!』

『新日本のリングに再び破壊王:橋本真也旋風が吹き荒れる!』←(ここは文字のみ。大きな1コマで黒バックに白文字で)
『誰もがそれを期待した。しかし…』←(ここも文字のみ。同じく黒バックに白文字)
橋本は復帰早々に新日内部で揉めてしまったのであった。原因は新日内での部屋制度の導入の企画で。
社長室でその話を聞くシーンを描く。
藤波『是非やってくれ。それが新日全体の活性化につながる。』
橋本『ありがとうございます。』
藤波はかつては『ドラゴンボンバーズ』という部屋制度を導入したが失敗。だからこそ自分ができなかった事を橋本に託した気持ちもあったのだ。
しかし新日内部からは反発が起こった。それも長州が一番拒絶反応を示した。
幾ら条件通りとはいえ周囲の引き止めやファンの気持ちを無視して一方的に引退。
そして勝手に復帰して勝手気ままにやる橋本の姿勢が許せなかった長州。
結果的に橋本は新日を出る羽目に。

236: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/04 00:42 [ w21.jp-t.ne.jp ]
ここで橋本と長州の確執が生まれた。これまでは仲のいい親分と愛弟子の関係にあった。
しかし状況も変わり、すっかり険悪な状態に。結果的に修復不可能までに発展へ。
更には『命を賭ける』の言葉通り藤波が橋本批判に対して真っ向から対立した。
事態は最悪に。藤波が社長の座を追われるまでに発展した。
橋本『冗談じゃない!これ以上、藤波社長に迷惑は掛けられない!』
『俺さえいなくなれば藤波社長にも迷惑は掛からないだろ!』
しかし橋本は自ら辞めるより解雇を申し出た。その方が藤波にも迷惑は掛からない。
橋本『俺は1度は辞表を出した身だ、2度も辞表なんか書けるか!』
そして希望通り橋本は復帰から僅か1か月後の11月13日付けで新日を解雇された。
橋本はそのまま新団体を設立。名前は部屋制度の時に考案したままで。
その名は『ゼロワン』である。
※最初は『ゼロ』で後々『ゼロワン』になった気がするが。
そして橋本は旗揚げ前の12/23のノアの有明大会に単独殴り込み。大森を下した。
大森との攻防戦を2〜3コマに描く。大森のアックスボンバー、チョップ、橋本のDDT、キック。
年明け1/4ドームでは因縁の長州との一戦。お互いが意地剥き出しの大激戦の末に痛み分け。←(にする。1コマ)

更には3月に有明コロシアムで念願の旗揚げ。橋本の気持ちに賛同した大谷と高岩もゼロワンに移籍。
永田もワンマッチのみの友情参戦。更にはノアの三沢と秋山も協力参戦した。
全ては橋本の人柄、人徳、男気に共鳴して自らが集結したのであった。
『旗揚げ戦でこれ程の人数やメンツが集まるのは凄い。しかも橋本が一切頼んでいないにも関わらず。
これこそ橋本の日頃からの面倒見のよさと男気に共鳴した男達の大結集であった。猪木(談)』

旗揚げ戦のメインは何と橋本、永田組×三沢、秋山組に決定。
ファンの夢をそのままカードとして提供。ゼロワンはファンに夢を与える団体となった。

237: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/04 01:12 [ w11.jp-t.ne.jp ]
――旗揚げ戦当日――
橋本の門出を祝して会場には数多くのファンが押し寄せ超満員御礼の札止め状態。
まずは最初の橋本の挨拶のシーン。
橋本がマイクを持っているシーン。既に感極まって涙を流す。大歓喜の涙。
橋本『破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ!』
この橋本の理念を掲げてゼロワンがスタートした。
――そしてメイン――
既に4人がリングに揃ったシーンから。橋本と三沢、橋本と秋山、三沢と永田、秋山と永田、
どれも初の絡みで、夢のカードである。
観客『橋本と三沢が遂に戦うぞ!』『永田と秋山も初対決だ!』
館内も最高のボルテージへ。ファンの夢が正夢へと。
運命のゴング。橋本と三沢の対決。
三沢『橋本、おめでとう!この気持ちを全部ぶつけさせて貰うよ!』
橋本『三沢さん、ありがとう!この気持ちは戦いの中で!』
最初に三沢の強烈なエルボーが1発炸裂。
橋本『ウグァッ…』
更にエルボーの連打に橋本は倒れる。
橋本『こ、これが世界を制したエルボーか!』
今度は橋本の強烈なキックが三沢の胸板に。
三沢『グァッ…予想以上にキツイ!』
更にはキックの連打で三沢を倒す。
会場からはどよめきが起こる。
その後は4人の攻防戦を描く。
橋本のDDTが秋山、秋山のエクスプロイダーが橋本、三沢のエルボーが永田、永田のバックドロップが三沢
秋山のスリーパーが永田、永田のナガタロックが秋山、と公平に描く。
最後のシーンは橋本のニールキックが三沢に炸裂。垂直落下DDTで三沢を上まで持ち上げる。
しかし三沢が体を反転して着地。そのままジャーマンで橋本のフォール負けに。
しかし橋本には充実感があった。新たな始まりの手応えを掴んだ。
橋本『ありがとう!みんな、ありがとう!俺はプロレスに骨を埋めるぞ!』
もちろんいちレスラーとして負けた悔しさもあった。そこは必ずリベンジを誓った。

238: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 04:52 [ w11.jp-t.ne.jp ]
ゼロワンは団体として活動を開始した。各地で興行を打って大盛況に。
また、長年新日のリング上がっていた武藤も全日に戦いの場を求めて新日を離脱。
蝶野はそのまま新日に残留。
かつての闘魂三銃士は完全にバラバラに。だがこれは決して袂を分かった決別ではない。
新たなる戦いの為の3人の発展であった。3人がそれだけビッグになった結果である。
そして3人は一国の城の主となったのであった。結果的に3人はこうなる運命だったのだろう。
3人がビッグになった、というより元々それだけの力か3人にはあったのだ。
『新日から始まって3人はバラバラになって団体の長となった。
でも私は彼らを最初に見た時からただならぬオーラを感じていた。
いつかはお互いがプロレス団体の長となるであろうとも予想した。
そしてその通りになった。私の目も節穴ではないという事だ。猪木(談)』

――そして沢山の報道陣を前にした小川――
小川『まあね、橋本の復帰には久々に大笑いさせてもらったよ!』
『本当に1年分の大笑わせてもらったよな!』
『みなさんも橋本の男らしい決断に盛大なる大拍手を!』
パチパチと茶化しながら手を叩く。
『まあ俺は弱い者イジメは好きじゃないからね!』
『いいんじゃねえの、橋本は弱い奴相手に強さを見せれば!』
『俺は更に上の戦いを求めるからよ!』

しかしその小川が予想通りゼロワン、橋本にちょっかいを掛けてきた。
橋本としてもそうなるのはわかっていた事だ。しかし小川を避ける気は毛頭ない。
そして再び橋本と小川の抗争が始まる。橋本にはリベンジである。
明らかに分が悪い橋本だが小川との絡みには一切引いていない。
橋本『小川よ、俺は命を賭けてゼロワンを立ち上げた!』
『お前がくるならいつでもこい!俺は逃げも隠れもしない!』
『お前とは地獄の果てまでやってやる!』


239: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 05:36 [ w21.jp-t.ne.jp ]
しかし運命はどうなるかわからない。あれだけ遺恨を残した橋本と小川が何とタッグ結成。
最初は成り行きに過ぎずお互いは納得していなかったのだが…

※対戦相手や日時、場所はわからん。

――新聞(東スポ)を読むファン数人――
ファンA『橋本と小川がタッグ組むんだってさ。』
ファンB『えーっ、マジで、仲間割れ確実じゃん。』
ファンC『何でこんな無謀なカード組むのかな?』
ファンD『連携もうまくいかねえだろ。下手すりゃ3分持たないな。』

最初は2人のタッグ結成を聞いた誰もが仲間割れと思った事だろう。

しかし橋本と小川は意外にもまともな試合を展開していった。
2人ともプロ。同じコーナーに立てば安易に仲間割れなどするはずがない。
橋本と小川が相手と戦うシーンを大きな1コマに描く。
橋本のDDT、水面蹴り、小川のSTO、スリーパー。相手はわからないから顏が見えない技を。
それから何度もタッグを組んで試合をした。最初はお互いの負けず嫌いの気持ちが先行していた。
お互いが『コイツには絶対に負けない』との強い気持ちが。
橋本と小川の汗だくの顏を1コマに。
だが、そういうお互いの気持ちが結果的には好試合を生んでいったのだ。思わぬ産物だった。
そしていつしか2人も過去の遺恨が洗い流されていったのである。
また小川は橋本と接していく内に橋本の凄みを肌で感じていた。
戦う男としても勿論、いち男としての橋本の凄み。いち人間の橋本真也の凄みを感じていた。
戦績では全5戦3勝1負1無効試合。
1戦目と2戦目は敢えてタイとする。
3試合目では一方的に“仕掛けて”事実上の勝ち。
だが、4戦目と5戦目も命賭けのリベンジに燃える橋本を返り討ち。
特に5戦目では事実上の『引導』を渡した。
戦績を見れば圧倒的に自分が有利である。


240: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 06:02 [ w22.jp-t.ne.jp ]
しかし小川はわかっていた。
例え戦績で有利でもそれが『橋本を超えた』『橋本の上をいった』とはならない事を。
試合ではたまたま勝てたに過ぎない。自分が橋本の全て上回った訳でもない。
また、小川は橋本の立場を自分に置き換えて考えた。
もしも自分が橋本の立場なら…もしもそうなら自分は2度とリングには立てないだろう。
どんなに周囲から強く哀願されてもその勇気が出ない。
リングが怖いなではなく、自分にその気持ちが芽生える事は有り得ない。そんな強い精神力はない。
ましてやその原因の相手と再び同じリングに立つなど考えられなかった。小川はそう考えた。
全てを失ったゼロからのスタートの状態、にも関わらず全てを払拭して再びリングへ。
小川は自分には絶対にできない事をやった橋本の凄みを心底感じていた。
橋本には試合では勝った。だが、勝負では負けた。男としての勝負には完敗、大敗、大惨敗と。
これが小川の考えた結論である。
小川のそういう気持ちが橋本への尊敬の念へと変わっていっのだ。
そして橋本、小川組は類いまれに見る友情コンビが誕生したのである。
それはファンにも伝わっていった。
コンビの名前も『OH砲』へと。OとHは2人のイニシャルだが、本来ならHO砲となるはず。
だが、それは橋本の配慮だったのだ。
橋本『俺達はどちらも同等のコンビ、格上も格下もない!』←(大きな1コマ)
もしも『HO砲』となったら自分が上と捉えられてしまう。そういうイメージも抱かれる。
だから敢えてOを頭に付けたOH砲と。試合でもOH砲は大爆発した。
2人の合体技の『刈龍怒』も生み出した。
マッド・ガファリに橋本の水面蹴りと同時に小川がSTO。←(この場面を描く)
橋本、小川のOH砲は日本マット界でも有数の強烈なタッグとなっていったのであった。

241: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 06:29 [ w21.jp-t.ne.jp ]
連戦連勝のOH砲、2人はプロレス界の話題を独占した。最強タッグとの呼び声も。
しかしゼロワンも世界の屈指の強豪が集結する団体になっていた。←(大げさに)
OH砲も連戦連勝ばかりではなかった。時には…
プレデターが橋本と小川の首を同時にチェーンで締め上げるシーン。橋本と小川はグッタリ。
※これは実際にあったシーン。何故、ブロディがファンクス相手にこれを思い付かなかったのか?
控え室に戻ってきて、やられながらも笑顔の2人。
小川『今日のプレデターの野郎は随分と勢いありましたねえー、橋本“さん”!』
橋本『ああ、本当だな!奴は自力があるから今後も要注意だ!』
小川『あの野郎、次はSTOで眠らせてやりますよ!チクショー首イテー…』
橋本『頼むぞ!お前が俺を潰した時以上に徹底的にやってくれよ!』
『そうすりゃあ俺は一切出番なくて楽だからな!ワッハッハッハ』
小川『は、はあ…ハハハ…』←(頭を掻いて冷や汗で気まずそうなので)
※同等のコンビとは矛盾してるとの突っ込みもあろうが、細かい事は抜きにして。

かつては血で血を洗う抗争を繰り広げたからこそ生まれた友情。
お互いの信頼感があるからこそOH砲はとてつもない強さと、そして感動を見る者に与えていった。
『かつては遺恨さえ芽生えた2人だからこそ築けた友情と信頼。これは戦う者にしかわからない感情である。
私もかつてはタイガー・ジェット・シンや上田馬之助といった血の抗争を展開した男達とタッグを組んだ。
お互いに血を流し合って徹底的に戦ったからこそ普通の相棒以上に信頼感が持てたものだ。
だからこそプロレスは奥深い、そしてシナリオが一切ない感動のドラマなのである。猪木(談)』

そんなOH砲の新日のリングに殴り込みが決定した。
新日の30周年記念大会の東京ドームである。

242: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 07:17 [ w21.jp-t.ne.jp ]
橋本は実に1年4か月振りに新日のリングへ。しかし今回は『外敵』という立場で。
相手はノートン、天山組。←(ノートンと天山の顏を1コマに)
控え室で過去を回顧する橋本。かつてはミスター新日本プロレスとまで言われた。
横にいる小川とも新日の砦を守る立場で命賭けで戦った。小川以外の相手とも…
これまで数多くの外敵達と全面に立って戦って新日を守り抜いた橋本。
しかし今回は外敵、新日を潰す立場である。
しかし橋本には悲壮感は微塵もなかった。感傷的にもなっていない。
新日にはむしろ感謝している。だからこそ敬意の念を込めて潰すのみ。

――リング上には蝶野が立っている――
蝶野『橋本ー、小川ー、出てこい!オラ!タコ!』
これこそ蝶野の出迎えであった。かつては凌ぎを削ったライバルの橋本。
その“帰り”を手荒な言葉で出迎えた。これは蝶野流の歓迎の出迎えである。
蝶野『橋本、よく帰ってきた!外敵だろうが俺は嬉しい!』

そしてリングに4人が揃うシーン。←(小川と蝶野が睨合っている実際のシーンを描く)
実際には乱闘から始まったが、いきなり試合に。
先発は橋本とノートン。
ノートン『ハシモト、久し振りだな!ユーとの試合は楽しみだったぜ!』
橋本『今日こそ蹴り倒してやるよ!』
いきなり橋本の猛爆キックの連打だが、ノートンは胸を出して受ける。
橋本『相変わらずバケモンだなコイツは!』
いきなりノートンがラリアットで倒してエルボー。
橋本『ウゲェ〜』更にはロープに振って再びラリアット。橋本もよけるが、フライングショルダー。
橋本が吹っ飛ばされて小川と交代。
橋本『小川ー、気を付けろ!そいつはバケモンだ!』
小川『俺もバケモンとは試合してきたんだよコノヤロー』
とノートンにキック。だがそのまま受け止めて持ち上げれて叩き付けられる小川。
小川『グァッ…や、やっぱりバケモンだ!』

243: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/05 07:42 [ w22.jp-t.ne.jp ]
更にはラリアット、パワーボム、パワースラム、タックルと食らう小川。
辻《久々の新日マット登場の小川がノートンの猛攻を受けております!》
そして天山にタッチ。小川X天山に。
モンゴリアンチョップ、パンチ、キック、ヘッバットと受ける小川。
天山『どうした小川、オェー!そんなもんかテメーは!』
小川『調子に乗るんじゃねえ!』
天山にSTO爆発。橋本へタッチ。
橋本×天山に。橋本が怒濤のキックの連打で天山を倒す。しかしムクッと起き上がる天山。
天山『橋本さん、いやっ橋本、出戻りはたのしいか!』
いきなりヘッバット。そしてモンゴリアンチョップの連打へ。倒れる橋本。
更にはツームストンからコーナーからのダイビングヘッド。
橋本『グワッ…こいつ、いつの間にかこんなに自力を…』
立ち上がった橋本にパンチとキックの嵐。天山はかつての弟子である。
若手時代は何でも言う事を聞くカワイイ愛弟子であった。
沢山の楊子を眉毛に刺すシーンと海で顏から下を砂に埋めるシーンと顏の落書のシーンを描く。
しかし目の前にいるのは愛弟子の山本広吉ではなく、外敵潰しに躍起にやる猛牛:天山広吉だ。
橋本はパンチの連打を受けながらも水面蹴りで倒して腹にエルボー投下。
天山『ボゲェ〜』←(待望の)
※そしてここから大きな1コマに。
最後はニールキックで天山を場外に吹っ飛ばした橋本はノートンをバックドロップの体勢に。そして…
橋本『小川ー、刈れー!俺ごと刈れー!』
小川『えっ!?…よーし、いくぞ橋本さーん』
とバックドロップの体勢のノートンにSTO。橋本ごと刈る『新刈龍怒』である。
体重のあるノートンはマットに叩き付けられる。そして橋本も。
さすがのノートンも起き上がれずにフォール。
橋本もダメージ深く起き上がれない。
小川『橋本さん、やった!勝った!』
橋本『あ、あ、すまない…』
OH砲の勝利であった。

244: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/06 05:02 [ w32.jp-t.ne.jp ]
新日マットでも勝利を飾り、OH砲は更に驀進していった。2人が手を上げてるシーン。
日本のプロレス界に名を残す名タッグになったOH砲。破竹の勢いで対戦相手を潰していったのである。
そして元三銃士の武藤とも…自首興行では武藤、小島組と対戦。4人が絡んだ攻防戦を描く。
武藤のシャイニングが橋本、橋本のDDTが武藤、小島のラリアットが小川、小川の顔面パンチが小島
橋本のキックが小島、小島のエルボーが橋本、武藤の低空キックが小川、小川のSTOが武藤
OH砲は団体を股に掛けて大躍進。団体を超えた戦いでも最強タッグチームとして名を馳せていった。
更にはハッスルにも登場。橋本はOH砲だけではなく様々な分野に飛躍していった。
そんな状況だけに橋本、して小川はリングの戦い以外でも引っ張りダコ状態に。
イベント会場でハッスルポーズの2人を描く。上半身は裸で。
しかし絶頂期の中で何とOH砲は解散へと。ただこれはトラブルや衝突ではなく発展的解消。
一時的にコンビ休息へ。小川が更なる戦いの為にゼロワンから外に戦いの視野を広げたのだ。
またお互いが更にビッグになってOH砲再結成を誓って。橋本と小川が握手のシーンを描く。2人とも私服。
橋本と小川、袂を分かったのではなく一時的休息。しかし2人の戦いに休息はない。
橋本と小川の顏を大きな1コマに。
そして全日のリングでムタから三冠を奪取。毒霧で顔面真っ黒の橋本を大きな1コマ。

破壊王:橋本真也、数々の名勝負を残したでんせのプロレスラー。
橋本の残した足跡は計り知れない程大きい。
その軌跡は今の現役プロレスラー、そして近々必ずやプロレスラーとしてリングに上るであろう
息子の橋本大地に脈々と受け継がれてゆく。



“青コーナー、183センチ、135キロ、破壊王、ハシモトーーーーシンッヤァーーーー”

ハチマキを巻いた橋本が右手拳を上げるシーンを描く。



――破壊王:橋本真也の章、完――

245: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/06 05:53 [ w12.jp-t.ne.jp ]
かつてはIWGPのベルトを巻いて遂に三冠のベルトを巻く。
橋本『やった、やったぞー!』
橋本はメジャー2団体のベルトを巻いたのである。これはベイダー、武藤に次いでの快挙であった。
※この時点で他にいたっけ?

2004年暮の両国大会には盟友の蝶野のレスラー20周年記念に花束を持って激励に。

橋本が私服でリングに登場する。
観客『あっ、橋本だ!』
辻《おっとっ、橋本が登場でありまーす!蝶野の激励に駆け付けました!》
館内は大橋本コールに。
この日の観客は全てが橋本を受け入れたのだ。
橋本『20周年おめでとう!まあ俺も同じく20周年だけど…』
蝶野『ありがとう!お互いにまだまだ頑張ろう!』
2人が握手。そして花道を引き上げる橋本に。
蝶野『おい、兄弟ー!いつでもリングに上がってこいよオラッ!』
『いいかー、俺らはいつでも兄弟喧嘩するぞー!オラーエー!』
引き上げながらそれを背中で聞いている橋本。
橋本『ああ、わかってるよ、兄弟!』←(満面の笑顔で)


破壊王:橋本真也、数々の名勝負を残したでんせのプロレスラー。
橋本の残した足跡は計り知れない程大きい。
その軌跡は今の現役プロレスラー、そして近々必ずやプロレスラーとしてリングに上るであろう
息子の橋本大地に脈々と受け継がれてゆく。

“青コーナー、183センチ、135キロ、破壊王、ハシモトーーーーシンッヤァーーーー”

頭にハチマキを巻いた橋本が拳を握り締めた右腕を力強く上げるシーン。

ハッシモトッ、ハッシモトッ、ハッシモトッ、ハッシモトッ

――破壊王:橋本真也の章、完――


246: 名無しでくやしいヨ☆:08/12/06 11:37 [ p10169-adsao01motoma-acca.hiroshima.ocn.ne.jp ]
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