【簡易】Devil in the Botle【酒場】
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- 1: ギャロ ◆GALLOzO6:04/02/18 16:15
- 【ルールっぽいもの】
・酔いながら適当に戯言でも書いていけばええんちゃう?
・マターリしてたらええんちゃう?
・放置プレイされても嘆かない。挫けない。泣かない。
・明るい場所だと気持ち良く酔えないのでsage進行でおながいします。
【モラルっぽいもの】
・誤字脱字、アンカーミス等は指摘しないでおきましょう。
・失礼なこと書いてしまったら翌日にでも謝ろう。
・トイレは設置してないので排泄物をココでぶちまけないように。
…んな感じで逝きますわ。
- 417: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:09
- 『見張り塔からずっと』
「何かやり方はあるはずだぜ」
イカサマ師が盗っ人に言う。
「畜生、随分とこんがらがってんだ」
・・・ったく息をつく暇もねぇぜ
サラリーマンどもは俺の酒を飲みやがるし
百姓どもは人の土地をほじくり返す
あいつら、てめぇが何をしでかしてるのか
全くわかってねぇときたもんだ
- 418: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:14
-
「のぼせる理由がなんかあるのかい?」
盗っ人が神妙に言う
「たいてい奴らは人生がペテンにすぎねぇと思っているさ
あんたや俺はそんなことは卒業したし
おまけに俺たちの柄じゃねぇ
的外れなことをいってる場合じゃねぇ
夜が更けてきた」
- 419: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:20
- 見張り塔からずっと,
王子たちが見張っている
女たちは,みんな出たり入ったり
裸足の召使たちが出たり入ったり
遠くで山猫が唸る
馬に乗った二人の男が近づいてくる
風が吠えはじめた
- 420: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:25
- ホントにアレだな。
翻訳者によってニュアンスが全然違ってくるわな。
- 421: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:32
-
『見張り塔からずっと』
「何かやり方はあるはずだぜ」
ペテン師が盗っ人にそう言った
あんまりにも、わけがわからなくって
息をつくこともできやしねえ
計算高いやつらは俺の酒を飲んじまうし
百姓どもは俺の土地を掘り散らかす
まったく、それがどう意味だか、
やつらはこれぽっちもわかっちゃいねえ。
- 422: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:36
-
「まあ、あんまりカリカリするなよ」
盗っ人は穏やかに言い返した。
人生なんてただの冗談だって思えば、
ここらにだって色んなことがあるんだぜ。
俺たちゃ、ずっとそうだったじゃねえか。
こんなのが運命じゃねえよ。
だから、まあ、今んところは
まぬけな話はやめだ。
もう遅いしよ・・・
- 423: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:39
-
見張り塔の上からずっと、
皇子は監視し続けていた。
出たり入ったりする女たちのすべてを。
そう、裸足の奴隷たちと一緒に。
遠く離れたところでは山猫が唸る。
2人の騎馬武者がこっちに向かっていた。
ほら、風がわめきはじめたぜ。
- 424: ギャロ ◆go1KWMYo:09/12/13 17:52
-
『見張り塔からずっと』
「ここから抜け出す方法があるはずだ」
ペテン師が盗人に言った。
あんまりにもゴタゴタしていて全く安心できない。
商人たちは俺の酒を飲むし
農夫は俺の土地を耕す。
まったく やつらはそれがどれだけ価値があるのかが
全然わかっていない。
「そう怒るな」
盗人だが、彼は優しく話した。
俺達の間にはいろいろあるさ。
俺達は人生なんてただの冗談と思っている。
俺達はそうやってやってきたんだ。
でも、これが俺達の運命だというわけじゃない。
だが、見当違いな話はもうやめよう。
もう時間も遅い。
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