[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄
121:ギャロ ◆go1KWMYo 05/06 03:43 [sage]
「Footprints in the sand」ある晩、男が夢を見ていた。
夢の中で彼は神と並んで浜辺を歩いているのだった。
そして、空の向こうには彼のこれまでの人生が映し出されては
消えていった。
どの場面でも、砂の上にはふたりの足跡が残されていた。
ひとつは彼自身のもの、もうひとつは神のものだった。
人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと
彼は振り返り砂の上の足跡を眺めた。
すると彼の人生の道程にはひとりの足跡しか残っていない場所がいくつもあるのだった。
しかも、それは彼の人生の中でも特につらく、悲しいときに起きているのだった。
すっかり悩んでしまった彼は、神にそのことを尋ねてみた。
「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、あなたは
ずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。
しかし、私の人生のもっとも困難なときにはいつもひとりの
足跡しか残っていないではありませんか。
私が一番にあなたを必要としたときに何故あなたは私を
見捨てられたのですか?」
神は答えられた。
「わが子よ。 私の大切な子供よ。
私はあなたを愛している。
私はあなたを見捨てはしない。
あなたの試練と苦しみのときにひとりの足跡しか
残されていないのは
その時は私があなたを背負って歩いていたのだ」
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧