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** 2011年5月13日の黙示録 **
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ジュメール デ・シュメール ---------10

 これは又、人類の大きな文化損失である。先のウインザー城の火災といいノートルダ
ム大聖堂の火災といい、或いはグレンタワービルといい欧州人の火に関しての知識やら
余裕が少ない。やはり石作りの街の安心からだろう。とはいえ日本も最近では、多くの
工場やら民家やらが失火は多い。このウインザー城もノートルダム大聖堂も工事中の火
である。昔の絵や色々な化合物があり、おそらく高熱と自然発火と管理ミスが多いのだ
ろう。こうした100年経ったものは火災対策は充分できる物ではない。日本ほど高温
多湿の雨の多い所では無いからだ。しかし、今年はアメリカやイタリア或いはスペイン
などで大雨になりイランすら洪水である。つまり気候が変化して、今までは火が付かな
かった物質も自然発火の恐れが出て来たのである。工事前に日本の技術の水ガラスの噴
霧などがあったなら少しは発火が止められていたかもしれない。しかし昔の大川の風浪
宮のような作りで良く出来ている。つまり内部は石膏で覆われた天井や壁で、貴重な飾
りの多くは、助かっているようだ。今の日本の社寺建築もどうやっているかは知らない
が、建築をかじった物としては、この泥と漆喰壁とされる分厚い石膏や泥の壁は日本の
多くの古い寺院では行っている。しかし、修復修理の状況をみると明治に起こった簡素
な作り方を踏襲した修復がTVの中継で見える。フランスは大変な時に大変な事が起こ
った。今のイエローベスト運動はかつてのイギリスファシスト党が、貴族院の強化や、
参政権の制限、そして、反労働組合的な主張などを様々に展開する為、党員のために、
軍服風の上着と制帽からなる青い制服を採用した事を思い出す程だ。ヨーロッパ社会で
ナチ政党が台頭していたが、第二次大戦前はその前身とも言えるファシスト政党が猛威
をふるった時代があった。1930年代はナチスを始めとしたファシスト政党が主にヨーロ
ッパを中心に台頭し、武力を背景に法や経済を牛耳り、世界恐慌後の混乱した情勢を乗
り切ろうとした時代があった。政党ではなく今の市民暴動に近く、ユダヤから金を借り
ながら活動し、銀行資本や金融部門がユダヤしかいなかったから反ユダヤ主義を取った
。ファシストといえば極右、というイメージが強いが、実は定義は曖昧で未だに議論が
あるほどだ。ファシスト哲学は、右派左派的な思想が混在しており、学術上は一概には
極右と見なせない。このような政党はドイツ・イタリアの専売特許ではなく、他の国々
にも普通に見られ当時の「流行」でもあったようだ。ロンドンのファシストは中身はな
かったが、今のブレクジットの様に展望のない目標に突進し、ユダヤのチャーチルを、
議員にさせた。住民の危機意識の反抗からだ。ドイツのナチス党も同じにファシストと
共産党を危険視して中道の社会労働党ナチスが大きくなった。言わば愚民大衆主義の、
権威として労働者の党ができたのだ。しかしそれが大勢のファシストを抱え込んだ形に
膨れ上がったのである。歴史好きならこうした危険性は大きな危惧する現代であろう。
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