6月12日の名古屋での集会・今井氏の手紙


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6月12日の名古屋での集会・今井氏の手紙

1: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/13 01:21 ID:???
 よく生きて帰ってこれたな。
最近、ポッカンと思い浮かべるこの言葉はやっと自分の中で重くなってきた気がする。
特に最初のジェネラルの尋問のときに、もし菜穂子がいなかったら、と思うとゾッとする。
というのも、菜穂子がジャーナリストにもNGO関係者にもあまり注目されなかったら
ラマディとファルージャによく訪れていたことが幸いし、
彼らの心が通い合うきっかけになったからである。
もし、私と総兄であれば
私は名目上はNGOとしても初めてのイラクなどの信用してもらえない可能性があり、
ジャーナリストである総兄であれば必ずスパイ疑惑が晴れなかったであろう。
だから、菜穂子がいたことは私たちの解放される要因の一つだったと思う。

なお、
というのも、菜穂子がジャーナリストにもNGO関係者にもあまり注目されなかったら
ラマディとファルージャによく訪れていたことが幸いし、
という部分は自分のミスではなく、
手紙にそのまま書いてあったものです

2: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/13 01:30 ID:???
今日は6月2日、もう少しで事件が発生してから2ヶ月となる。
いまだに私が外を出るたびに必ず何人かが私に声をかけていただくことがあり、
町に歩くたびに膨大な数の人々が「ねぇ、あの人…」という仕草をするのだ。
今までは誰にも気づかれない存在で、一人の人間として何の偏見もなしに見られてきた私が、
今は一人一人から最初から先入観を持って見られている。

3: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/13 01:44 ID:???
 漫画のような週刊新潮や週刊文春などはどうでもいいんだけど、
とりあえずそこに書かれたことを鵜呑みにして見られるのは勘弁だな、と思うときもよくあるが、
彼らも商業ジャーナリズムを目標にやっているんだから仕方ないか、
と「無関心よりマシ」だと思って考え直す。
そういう思考をするプロセスを見ると、端から見れば違和感を感じざるを得ない。
しかし、結局はそのような社会になってしまったのだから、
それを受け止めて現実をどう変えていくか考えるしかない。
今日の日本社会は全共闘運動などに参加した「反権力」の団塊の世代が主に権力を牛耳っている。
その方々の「社会的な評価」を頂くことは望まない。
むしろ、望むのは今回の件で、「今井は馬鹿だな。なんでイラクなんていったんだろう」
「今井っていうやつが行ったイラクで何が起こっているんだ」
と関心を寄せてくれた私と同じ世代に思うことをいってもらい、評価をもらいたい。
それこそ、自己責任論でも税金ドロボーでも私と同じ世代に言われてもかまわない。
それは政府の「決めつけ」を頭に埋め込む思考停止が発生しているのかもしれないが、
私と同じ世代が関心を持つことが何よりも大切なことだと思う。

4: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/13 02:00 ID:???
 私を「生意気なくそガキだ」とか「赤だ」と
勝手なレッテルを私に面を向かって言う大人たちのことを、
私はそれで仕方のないことだと思う。
しかし、同じ世代の人々にそういう大人の思考停止状態を受け入れてもらいたくはない。
むしろ、政府の使い捨ての論調であった自己責任論や自作自演説を考えてもらいたいのだ。
 えらそうなことをいうつもりは毛頭無い。
私は自分を一人の人間として、扱ってもらうだけのことだ。
というのも、大学に通って勉強している友達やすでに結婚して必死に働いている後輩、
中卒で美容師を目指し美容師の見習いとして働いている友達などと
私は同じ人生を歩む「学生」だからである。
 現在、左翼と呼ばれる市民運動を行う人々も右翼と呼ばれる保守系の人々も
個人の自由な思考ができるからこそ、この「社会」が成り立っている。
しかし、ナショナリズムが求心力を増したとき、
その自由な思考に歯止めがかけられる危険性を私たちは危惧しなければならないのではないかと思う。

5: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/13 02:12 ID:???
 ちなみに今回の事件で戦争報道をする人々が「自己責任」で勝手に危険な目に遭ってくれ、
と法人保護の義務を投げ捨てた政府は
今まで原子力発電による30万人の下請け労働者などに対して被爆しているにもかかわらず、
がんや白血病の症状の保障をしてこなかった。
すでに、政府が個人の生命に対して保証をしてくれないことは実証された。
そういえば、米国でも劣化ウラン弾に対する被爆を否定し
約20万人といわれる米兵たちを見捨てたなあ。
そっか、国家って言うのは「いやなもの」は助けないらしい。
そっか、政府は日本で戦争報道する人などはいやなんだ。なぜなんだろう。
 「反日分子」にされた18歳は今、考え中だ。
今回の事件を振り返ったとき、よく精神的に持つことができたな、と感じる。
それは周りの人々に支えられ、家族と喧嘩をしながらも議論があったからだと思う。
今一度、感謝の意を述べたい。ありがとうございます。
 思考停止ではなく、思考前進の人間でありたい。        今井紀明

6: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/15 02:25 ID:mpvo7FRI
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