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しぃの虐殺AAを描くスレ
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65:TNOK 09/01 02:01
満開の桜の下、モナーは芝生の上に寝そべっていた。
青々しい草の匂いが鼻腔をくすぐった。
辺りからは幼い子供特有の小さな鈴のような笑い声が聞こえてくる。
モナーはぎゅっと目を閉じて、耳をふさいだ。

もうすぐパパになれるというのは、胸の辺りをくすぐられているような気分だった。
親ばかとは良く言ったもので、生まれてくる我が子の為に毎日の様にオモチャ屋に寄った。
子供の名前の本を30冊も買ってきて妻に叱られた。
名前の候補をノート一冊と半分作って、妻にあきれられた。
日に日に膨らんでいく妻のお腹。早く生まれておいでと話しかけた。
そうして段々とパパへの準備を完了させていった。

会社に電話が入ったのは、もうすぐ昼食どきの午前11時38分だった。
「もしもし…オマエさんですか?こちらは警察署の者です。
奥様が階段から落ちて大怪我しました。」
モナーはイスにつっかけてあったジャケットを羽織ると、上司への申し出もそこそこに
妻が入院している病院へと向かった。
「・・・・・・!!」
病室のドアを開けたモナーの目に飛び込んできたのは、白い布を被せられた妻の姿だった。
ガクガクと震える手で、妻の顔にかけられた布を取る。
「嘘だ…。こんな…。」
妻の顔は額から流れた血が小鼻に沿って流れ、口からは吐血した跡があった。
頭に巻かれた包帯からは血が滲んでいる。
「旦那さんですね?」
ふいに後ろから声をかけられる。刑事だった。
「この度はこんな事に…。」
「妻は…どうしてこんなになってしまったんですか!?どうして、どうして!」
モナーのあまりの形相に驚きつつ、刑事は興奮するモナーをなだめ、話し始めた。


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sage
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