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ニラ茶猫をアフォしぃから救え
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97:TAKAどさんこ 01/05 00:55
萌え豚に生きがいはない
はじめに
 「萌え豚」という言葉は、今のところ新興のローカルネットスラング、それも罵倒語でしかない。しかし、上手いこと意味を整理して込めなおしてやれば、それなりに使いどころが出てくるのではないか、と感じている。ある種のオタクを「豚」と呼び、ある種の作品を「豚の餌」と呼ぶことが、たんなる煽り言葉ではなく、なんらかの的を射た批評になりうる可能性があるのではないか、ということだ。

 しかし、そのためには概念の整理が必要だ。サメとシャチは形や生態は似ていてもまったく別の生き物である。サメは魚でシャチは哺乳類なのだ。私の見るところでは、現在「萌え豚」と呼ばれている生き物の集合のうちには、まったく別種の生物が複数ごっちゃにされているようだ。やはりサメとシャチは区別しなければならないだろう。

 まず、あまり面白くないので、たんなる上から目線の悪口として「萌え豚」が他者に投げかけられる場合は考慮から外しておく。「萌え豚」ということで、「批評や反省の契機なしに脊髄反射でキャラクターにたいする愛を表明するだけのオタクのあり方」を指すとしよう。ここまではいい。問題は、このようなあり方がさまざまな方向から実現されうる、という点にある。収斂進化して形態は類似したものになっているが、起源が違うというわけだ。順に挙げていく。

仔豚
 第一に、オタとしての能力が薄いためにそういった語りしかできない場合があるだろう。濃い萌え語りができないので、萌え豚になってしまうというわけだ。忙しくて作品に濃く付き合えない、というような場合も同じように扱えるだろうか。こういったタイプの萌え豚を「仔豚ちゃん」と呼びたい。疲れている場合は老豚かもしれないが。

 仔豚にはそれほど興味深いところはない。誰でも最初は仔豚だ。さらに、誰でも疲れたときは仔豚のようになってしまう。仔豚が勘違いして自分のことを狼だと思い込んだりすると、ネットなどで空威張りして無礼な振る舞いをしてしまったりすることもあるのだが、実害がそれほどなければ、まあ、可愛いものである。


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