[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

ニラ茶猫をアフォしぃから救え
10/11頁 (103件)
98:TAKAどさんこ 01/05 00:55
養殖豚
 第二に、他のオタクにたいする芸として萌え豚の身振りがなされる場合がある。あえて萌え豚的に振る舞うことによって、自らの作品やキャラにたいする愛の深さを表現してみせたり、その場のウケを狙ったりする、ということだ。こういったタイプの萌え豚を「養殖豚」と呼びたい。

 養殖豚の豚っぷりは、多分にパフォーマンスとしての側面を含む。それゆえ、それが芸として成功しているうちはいいのだが、スベったときに問題が生じる。お前もういいよ、クドいよ、と言われてしまうのである。「もうちょっと実のある萌え語りをしたいときもある、そして、お前にはそれに付き合うオタ能力はあるはずだ、なのに、なぜ豚のふりばかりしているのだ」というわけだ。

人造豚
 第三に、作品の側が萌え豚的な振る舞いを強制してくるような力をもっている場合がある。たとえばアニメ二期の『けいおん!!』などはそうだ。アレを「萌え豚の餌」などとしたり顔で評する者がいるが、そういう奴は仔豚であって、まったくわかっていない。そうではない。あのアニメは、見る者を否応なしに脊髄反射的なキャラ可愛さの享受へと引きずり込む。人間を否応なしに萌え豚状態へと陥れるのだ。また、そのようなしかたで見てやらなければ、『けいおん!!』、あまり面白くならないのである。こういった作品に触れたときのありようも、区別して扱うべきだろう。人間によってオタクが豚へと改造されるわけだから、「人造豚」とでも呼べようか。

野生豚あるいは「けもの」
 第四に、ごくたまに、萌え豚のなかに真の怪物が混じっていることがある。本当に刹那の脊髄反射で萌えるだけの野獣のような奴がいるのだ。一周もしていないゲームの抱き枕を買い、言った台詞が「だってポーズがエロいじゃないですか」。露骨なパンチラとかエロがないからと『けいおん!!』には興味を示さず……と思ったら、「あずにゃん可愛いっすね」って、お前どっちだよ。さらには一般的には展開グダグダとされる糞アニメを、あのパジャマで寝ているシーンがすごくよかったんですよ、と、本当にどうでもいいエロシチュエーションを理由に激賞。でも実はとびとびに数話しか見ていなかった。それを責めても悪びれもしない。首尾一貫性がまったくない。理屈がとおらない。恥の感覚がない。徹頭徹尾、脊髄反射。仔豚が見せる未熟であるがゆえの脊髄反射と、こういった真正の野獣のもつ脊髄反射を混同すべきではない。普通の萌え豚たちを戸惑わせときに怒らせもするような野生豚もまた、別扱いにすべきであろう。

 ちなみに私はこのタイプの野獣を一匹だけ知っている。


[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す