苑子昔話
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- 1: 名無しだし@呪いだ:05/04/11 02:16 ID:???
- むかしむかしあるところに
- 33: 名無しだし@呪いだ:05/04/30 02:56 ID:???
- 「このコジキ娘出て来いや、きったねー」
住居のダンボールを蹴飛ばす音でゆきのと苑子は目を覚ました。
外では村の子ども衆がニヤニヤ薄笑いを浮かべながら2人を見ている。
「しっかし、お前と親ってほんんと似てねーな」
仲間の一人が言った。
「んだず、んだず」
他の者が言った。
「なーしてそんなに似てねんだずか?」
また一人が言うと苑子はダンボールを抜け出し走り去った。
「やーい、逃げよった逃げよった、このヘタレー」
「ちょっと、苑…あ・・・あ…、行っちゃった」
続けてゆきのは思った
「そろそろ本当のことを伝えるべきね…」
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