苑子昔話
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- 1: 名無しだし@呪いだ:05/04/11 02:16 ID:???
- むかしむかしあるところに
- 44: 名無しだし@呪いだ:05/05/01 10:22 ID:???
- 暴走した苑子の勢いは止まらない。
生まれて一度も磨かない口でハアハアと荒い息をしながら、
ムッとする口臭を放ちゆきのに歩み寄った。
続いてろくに洗わない伸ばし放題の前髪でゆきのをぐるぐる捲きにした。
「キチガイは地獄に落ちろ!」
そう吐き捨て、ゆきのの頭を囲炉裏に突っ込み、
かって自分が赤子の頃村の子どもらにやられたときのように肥溜めに突き落とすと
姿を消してしまった。
後日、肥溜めから村の衆によって引きずり出されたゆきのは
事のすべてを村人に話した。
しかし、以後村に苑子の姿を見る事は無かった。
「何はともあれ平和が訪れた、ゆきのさんには感謝するよ」
村の衆はゆきのに礼を言った。
そのころ、苑子はというと隣村の金持ちの家に居候していたのだ。
ゆきのと同居していた頃と違って苑子はたっぷりの栄養と睡眠で、依然とはくらべものにならないぐらい
でっぷりとしていた。
- 45: 名無しだし@呪いだ:05/05/01 10:30 ID:???
- >>44
>「何はともあれ平和が訪れた、ゆきのさんには感謝するよ」
ワロタ
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