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19: 01/04 15:32
「特別メニュー!豚の丸焼き(特価)」
「これは、何ですか?」
都内の某有名レストランで、スーツを来た小太りの男性客がシェフに聞いた。
「はい、本日、いい豚が入荷しておりまして、何でも店の前でダンボールに入って寝ているところを仕留めました。」
店の奥では「ブヒッ!ブヒッ!」と鼻息の洗い鳴き声が聞こえてくる。
「まだ、生きてるの?」
「はい、新鮮なものをお出しするために、檻に入れて飼育しておりまして…」
「出せっ!ブヒッ!ここから、出せっ!」
客の男性ははギョッ!?とした。
「あの豚、人の言葉をしゃべるの?」
「まさか、気のせいですよ」
「ここから…ブヒッ!出せっブヒ!私っブヒッは、苑子だし!ブヒッネットアイドルをこんな目にあわせるなんてブヒッ酷いしブヒィッ!」
騒々しい雰囲気が気になった客の男性は立ち上がって厨房に入っていった。
そして、檻の中に入った、四つん這いの生き物を目にすると言った。
「私は、生物の研究をしています。この珍しい生き物を譲ってくれませんか?ぜひ、生体を研究したい。」
つづくよ
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