【小説】目覚め【小説】


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【小説】目覚め【小説】

1: 詩ね:09/01/08 14:01 ID:Pk
小説をまとめてみた。
とりあえず、過去に書かれた文章をコピペ。

………
……

「…というのが最初らへんの話なんだけどさー。…今なら−10 0円だよ」
「いらん」
「…そこは買おうぜ。友達として。」
「どっかの大人が友達関係にお金はかけるなって言ってたから買 わん。」
「頼むよー。隆一くーん。夏コミに向けて金ためなきゃいけない んだって。」
「だから買わん。何度も言わせんじゃねえ。ていうか俺の名前は 隆一じゃないぞ。」
「もっちろーん。隆一君はもっとかっこいいもーん」
「……今俺は一瞬哀しくなったぞ…」
「ごめんごめんご。」
「うざい!」
「まあいいや。じゃあ、また明日の始業式にねー?」
「何で最後が『?』なんだよ。あと始業式はあさ」
ぶっ…つーつーつー…………
…………切るなよ。自分から深夜3時に人の携帯にかけてきたくせに。…まあ、いいけどね。
 さてさて、去年は上下関係の末の学年(つまり1年生ってことだな)だったが、明後日からは記念すべき2年生だ。そこでばんざい!と喜ぶ奴らはこれから起こる大変さに気づいていないか、頭がよっぽど逝っちまってる奴らだろう。実はつい先週まで俺もその中に入っていたが、よくよく考えれば上下関係で一番大変だと思われる学年である。1年生には先輩顔で、3年生には丁寧語を交えながら話さなきゃならない。正直言ってだるい。こういう時こそゆっくり睡眠をとるべきだったのだが、先ほど言ったようにへたすりゃ公共の電波をジャックしかねないような奴に見える一応親友である趣味と違ってイケメンの伊里川源治という馬鹿によって安眠妨害をされたため、すっかり目が覚めちまった。どうしてくれんだよ。安眠妨害罪ってのはないのかね。あっても法律なんぞ知りたかないが。だからと言ってスポーツマンではなく、だらだらしてるだけの人間だ。そういう部類のやつらが一番悲しいね。…つまり俺。
 「これからどう過ごすかねぇ……」


 そのあと俺は特にすることもなく、というのは悲しいので何となくPCを開いて適当に放浪していたんだが、あてもなく探しても面白いものに出会える確率など限りなく少ないので、文明社会の象徴っぽい電子機器をダウンさせ、ほとんどインドア派な俺には珍しく今度は外に散歩しに行った。最近ここらの地域では不審者というか変な人が(何回もというほど見られているわけではない)が出ているらしかったが、その時のために何となく買っておいたこの前TVでやっていた不審者用のスプレーをバッグの中に詰めて持っているから、まあ平気だろう。
 しかし今は3学期開始の前日(時間的に)なのでぶっちゃけ凍るかと思うほど寒い。一応コートは着てきたがやはり寒いものは寒い。死ぬ、なんてことはないだろうが、寒い。あと23回ぐらい寒いと言いたいぐらい寒い。それなのに外に出てきてしまったのは本当に暇だということなんだろうな。
 そんなどうでもいいことを考えながら歩いていると、まさかとは思ったが、さっき話した不審者かはわからないが怪しい人物が3人いた。一人は女子、他の2人は男子らしかった。最初はそこらの学生が夜遊びしてるのかと思ったが、よくよく見ると、女子が男子二人にまとわりつかられているらしかった。女子の方は必死に野郎どもから離れようとしているが、野郎二人は離れようとしない。別にどろどろの三角関係というわけではなさそうなので、ここは一応男として仲介に入るべきなのだろう。…たぶん。「情けは人のためなるべからず」ということわざもあることだしな。そういやこの前どこかで聞いたがこのことわざの意味を「人に情けをかけると良くないですわよ。」みたいな全国からいじめが無くなる事は無くなるのではと思われるような意味と間違えている若者たちがいるらしいが、これは「人を助けるといいことがあるぜよ!」というような意味が本当の意味なのである。ちゃんと気をつけないと若者の評判が悪くなるばかりなのだから気をつけろ言いたいね。と、そんなことを言っている場合ではなかったな。
「いざ、出陣。」



460: さくら:09/05/30 20:07 ID:WY
あと4日だー


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