既に時間は深夜になっていたが、愛子の携帯に着信が入る。 「…はぃ…皆藤です…」 寝ぼけた声で応える愛子。 「安です。容疑者の潜伏先がわかったそうです!至急捜査本部に来てください!」 「はっ…はいっ!すぐに向かいます!」 ハッと身体を起こし、急ぎ身支度する愛子。ものの5分程でホテルを出て、流しのタクシーを拾う。 「ソウル市警…えっと…Please go to seoul police!」 「Oh…OK!」 何とか運転手に行き先を伝え、一安心の愛子。しかし、これが悲劇の始まりだということに、愛子はまだ気づいていなかった…。
1110: 名無しさん:14/04/28 10:37
1108と1109このスレから消えろや!
1111: 鬼畜男:14/04/28 11:29
キヒヒ! 愛子で女刑事妄想する仲間がいて俺は嬉しいぜ! 早く続きを頼むぜ!
1112: 名無しさん:14/04/28 20:42
鬼畜男いっかい死ねや!
1113: 名無しさん:14/04/29 13:15
鬼畜男よ お前バカか?
1114: 女刑事皆藤愛子危機一髪!:14/04/29 15:54
(ようやく…捜査に参加できる…遠く日本から来て、手ぶらで帰るわけには…) 待ちわびた機会に、気持ちが昂る愛子。しかし、車で10分程の距離のソウル市警に、未だに辿り着かない。大都市・ソウルとはいえ、時間は深夜2時。車はスムーズに流れている。不安を感じる愛子。 「え…Excuse me…?ウェ…Where is here?I wanna go to seoul police!」 たどたどしい英語で運転手に問いかける愛子。だが運転手は答えない。 「スッ…Stop!停めてっ!停めて下さいっ!」 大声で停まるよう促す愛子。しかし、運転手はアクセルをぐっと踏み、更にスピードを上げる。 「とっ、停まりなさい!降ろしてぇ!」 その状況に恐怖を感じ、叫ぶ愛子。その刹那、運転手がニヤリと愛子の方へ振り返る。 (プシュッ!) 「ヤッ!?やぁっ!いっ…痛ぁい…あぁっ…」 突如眼や喉に走る痛みに悶絶する愛子が、催涙スプレーが噴霧された事を理解するには、少し時間を要した。苦しむ愛子を余所に、運転手は高速道路に入り、郊外へと疾走していった…。