マターリエッチなSSを公表するスレ


FIRE EMBLEM@2ch2掲示板 > マターリエッチなSSを公表するスレ
全部1- 101- 201- 301- 最新50

マターリエッチなSSを公表するスレ

1: RF:2002/04/28(日) 01:54 ID:zi/Inp36
では、後はお任せ

299: test2:11/05/12 02:20 ID:2E
啄むキスを少女の額に残し、一呼吸置くと、片眼まで覆う髪が夜気にゆらぐ。
少女の驚く視線をよそにブーツから脚を開放してやる。健康的な骨格の膝をどちらともなく見つめていた。
シグーネも長い脚を落ち着け、金具に手をかける。甲斐々々しい手つきは隊の者すら驚愕させるようなものであったろう。
ふち白の胸当てを剥がすと、代わりにしてはくすんだ青髪が部下の肩へ流れ落ちる。
今後の鍛え方など考えつつ、服越しに筋肉の付き具合を確かめる。
「くすぐっ、たいっ、です」
実際へこんだ所から探っているので無理もなかった。
情けない息と共に少女の掌が接する。おずおずとシグーネの動きをなぞって腰を摩ってくる。
が、残念ながら手つきがおぼつかない。
「フフ、堪えるのもたしかに大事だ。けど」
「あ!隊長、っ」
すい、と爪でかき分けた首筋に唇を這わせればハッキリ抗議される。が、シグーネも常の気分は持ち合わせない。
「任務以外でムダな消耗はナシだよ。すぐヘタレちまう」
「はっ……ぃ」
柄にもなく天馬の毛並みを整えるような手つきで、若い身体の線が、触れたところだけ沈む。
大して力をかけずに済むのは、シグーネにとって確かに気休めのように思えた。
「雪像にでもなる気かい」
――値でもついたら笑い種だね――
呼吸で波打ち細く張り出た曲線のわきを不健康な青紫の跡がにじり上がる。触れるところ次第で少女の肩、首の付け根にも反発を感じる。
頤の根元を吸い立ててやると首をすり寄せてきて、危うくぶつかりかかる。
うなじをふさりとかき上げれば少女の口から吐息が漏れた。

この手の行為を任務といえるかはともかく、この娘には向かない、
というのが女の見立てである。
重みをかけまいとしてか、並の女性よりは直線的な傾斜をもつ上腹に少女が手を突いている。
憐れみも感じさせるが、呼吸の乱れは思いの外少ない。
構わずシグーネは輪郭の下を唇で食んでゆき、のたうつ首筋に逸れては押さえつける。
冷めた色の唇は耳に辿り着く。
「ッ、ひ――、ぁ」行軍時より紅い、耳朶がぷるんと揺れる。
そこに研がれた爪が接し、下から線をひく。厚みに乗り上げ、端から離れたところで、
かくんと少女が首をもたげる。くすんだ空色が灯りに揺らいだ。
反射で熱をもつのは男も女も変わらない――何より自身が立証済みではないのか。
「結構結構」ク、と人の悪い笑みが喉から漏れた。
「ノリがいいねぇ、アンタ」
言葉に部下の眉がしかめられる。
真偽はともかく、少女は見て取れる程に生娘だ。それが男でなしに、女に触れられて。
そろり。のぞかせた舌先が宛がわれ、透明な筋をつけていく。
夜気で冷まされる前に指の温もりが遠のき、耳元まで細やかな刺激が走り、深く積もってゆく。少女が続けざまにちいさな声をあげる。
上官は爪をひふに踊らせ、小さな形を玩んでは、肌ごと叩くように空気を含ませて舌先で舐め上げる。音が立つ。

部下の顔から緊張は失せ、合間合間に戸惑いが広がるのみ。
「そこまで気持ちいいか……ホント面白い奴だよ」
青い指先で掻いてやれば少女の目は伏せがちになる。
輪郭を細く撫で上げると支えた身体がわなないた。腹を暖めるヤワな指は呆気なく滑る。
シグーネの肩に髪が細かく降りかかる。右眼を覆う髪に、服の繊維に。
みっちりとした重みから若さそのものを感じる。
(天馬も嫌がらないもんかね)
女はひとりごちる。人の事は言えないのだが。


続きを読む
掲示板に戻る 全部次100 最新50
名前: E-mail(省略可): ID非表示