ファイアーエムブレム封印の剣〜光ある未来へ〜


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ファイアーエムブレム封印の剣〜光ある未来へ〜

1: 旅人:05/08/18 00:51 ID:wN2Fkp12
ひとつの話にかなりの量を書いてしまい、毎度省略させるので新しいスレッドに書くことにしました。
もうしばらくよろしくお願いします。

22: 旅人:05/09/21 23:50 ID:gjfR.QvA
突入その2
この日のフェレは雲ひとつない快晴である。見渡しもよく、時折心地よい風が吹いている。
とても今この地が内乱状態とは思えないほどのどかであった。
時は太陽が中天の位置にあった。このとき城は休息に入りだしていた。そのときである。
見張り台にいた兵士が、遠くの異常に気づいた。
「お、おい。何かこっちにくるぞ!」
「何だと!早く知らせなけ・・・・ぐあっ!」
下に下りようとした兵はその場に倒れた。
「えっ・・・何が・・・げふっ!」
隣の兵士も突如その生涯を閉じた。
兵士の額には矢が刺さっていた。
見張りの兵士が奇襲を知らせる事が出来ず、反乱軍は易々と奇襲を許したしまった。
奇襲を仕掛けたのはロイ達。そして兵士を射抜いたのはスーだった。
彼女は見張り台に兵士の姿を確認すると、長弓でそれを射たのである。
「な、なぜだ・・・・?なぜこんな白昼に・・・?」
玉座の間で報告を聞いたヘンゲルは愕然とした。
「ぐっ・・・。状況はどうなっているのだ!」
「そ、それが・・・」
「もうここにいるよ!」
声の発せられた方を向くと、そこにはレイピアを抜剣しているロイ、エルファイアーの魔道書を携えたリリーナ、
矢をつがえた銀の弓を構えたウォルトがいた。
「な、なぜこんな行動に出たんだ?貴様・・死ぬ気か・・・?」
ヘンゲルの疑問にウォルトが答える。
「僕もそう思いましたよ。でもロイ様はこう言われました。「自分の城に帰るのに、正面から入るのは当然だろ」って」
「城の兵士のほとんどは投稿したわ。もう終わりよ!ヘンゲル!」
「今降伏すれば命まではとらない。ヘンゲル、父上はどこだ!」
鬼気迫るロイとリリーナの気迫に押されたヘンゲルだったが、そう簡単に怖気づくほど彼は臆病者ではなかった。
「・・・・・ふん!知りたくば、力づくで聞くがいい!」
そういうとヘンゲルは銀の槍を構える。
「・・・・降伏する気はないのか。ならば受けて立つ!リリーナ。ウォルト。ここは手を出すな」
ロイの忠告に二人はうなずいた。


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