♪美香の読了報告総集編♪


美香板@2ch2掲示板 > ♪美香の読了報告総集編♪
全部1- 101- 最新50

♪美香の読了報告総集編♪

1: 美香 5qBZxQnw:04/06/21 10:52
文学板の「読了報告スレッド」↓
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1058920850/l50

そろそろdat落ちをするので、ここにコピペしておきます。
いや、自意識過剰なのはわかっているけど、
せっかく書いたものだからだれかに読んでほしいということもあり……。
うざかったらごめんなさい。

169: 美香 5qBZxQnw:04/08/11 10:22
04/08/11 10:12
「インド聖地巡礼」(久保田展弘/新潮選書)
→今回のわたしのインド旅行は聖地をめぐるものになる。
山頭火に「どうしようもないわたしが歩いている」という句がある。
実に宗教的な句だと思う。
この句は「どうしようもないわたしが/歩いている」ではなく、
「どうしようもない/わたしが歩いている」と読むべきである。
どうしようもない。だから歩くほかない。
この「どうしようもない」こそ古今東西あらゆる宗教の湧き出る泉ではないか。
芸術さえもと思う。この地点から出発していない芸術が古典として後世に残ることは
ごくまれではないか。どうしようもない痛みは人をして宗教へ芸術へと向かわせる。
インドの聖地でわたしは祈ろうと思う。
聖なる大河、ガンガーを河口から源流へとさかのぼりながら、
わたしは何によって現在のわたしたらしめられているのかうんうん悩もうと思う。
釈尊の生誕地、悟った場所、初法転輪の場、入滅地を巡礼しながら
仏教思想について考えようと思う。
現在のわたしがあるのは父と母が出会ったからである。
なぜ出会ったのか。わたしはなぜそのもとで生まれなければならなかったのか。
そこにはどうしようもない力が働いている。
仏教の縁起思想である。今回のインド旅行で持っていく本は二冊。
「山頭火句集」と「ブッダのことば」です。
えーと、本書「インド聖地巡礼」はクズ。
助かったのは、聖地を知るという情報面だけ。
何より文章がまずい。百科事典みたい。旅情みたいなものがまったく感じられない。
ほんと読んでいて苦痛な文章ってあるもんですね。

「タイ怪人紀行」(ゲッツ板谷/角川文庫)
→帰国便で一万円払えば、タイで途中降機できるんです。
だからタイへ行こうか迷いながら読んだのがこの本。
タイ行くのやーめた。なんかわたしのプチ深刻なインド旅行とはあわない。
タイは別口で旅行したい。だから白石さんにビールを奢るのもそのとき。


続きを読む
掲示板に戻る 全部次100 最新50
名前: E-mail(省略可): ID非表示