A それは大陸に住む人々の心の問題です。 ハーフは寿命が長い故に生殖能力が低いと言う竜族の特徴も持っていると言う設定です。 この小説で核になっている「心」の部分をどうやってこれから書いていくかは私の手腕が問われることになりそうですが。 補足部分については、もう一つの大陸が物語上で語られる様になると分かるかもしれません。
B セレナ側でハーフなのは、シーナとクラウドの二人。 大抵の魔力の無い人間には、ハーフや竜族には分かる「エーギルの流れ」と言うものがわかりません。 ハーフからは種族の断定が出来ても、人間からはわからないのです。見た目は同じ容をしていますから。(ちょっと都合がいい気もしますけど。。) >主人公側の「綺麗さ」を描こうとしてハーフを殊更悪辣に描いていないか これは若干あるかもしれません。ところで、優良種、劣悪種を言うのは、ベルンのトップによるある種の思想統制のようなものです。 ハーフたちは、ベルンのトップ(メリアレーゼ)こそが、自分達を救ってくれる神だと信じて疑わないのです。 信仰は、時として人を盲目に変えます。これは現実でも何度か人間が体験している事です。 また、セレナ達が軍ではなく、あくまで傭兵団として行動をとっていることもいい意味で隠れ蓑になっているかもしれません。
C これはエトルリアの雄、パーシバル将軍の統率力に期待するところでしょう。 すぐさまお互いの誤解を解くことは難しいことです。少しずつ、互いの距離を縮めて行く事になります。 まずはそれを妨げていたリゲル率いるベルン総督府を倒したことが、大きな大一歩に変わりはありません。 その後の発展を促す為にも、パーシバルのような周りを見る力を持ったリーダーが、皆を統べて行く必要があるのです。 それにはセレナ達がまず諸悪の根源を潰さなければなりません。 しかし、ここで潰すだけでは、迫害対象が人間→ハーフになるだけに終ってしまいます。ここをどうするかが彼らに課せられた使命ともいえます。