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22:吉田ゲイサク 12/20 13:04 [花]
さっき（今日の午後一時）に近所の人が「神社の燈明銭 五百円を支払ってください」と言って来た。
ボクはあわてて「給料がまた２０％削減されました」としきりに弁解した。
が、しかし、近所の人は一歩も引かない。
ボクは悲しそうな顔をして「今、会社を辞めて、失業したとしたら、野垂れ死にでしょうね……」と言った。
ボクは立て板に水の如く続けてこう言った。
「今、経済的な理由での自殺者の数が増えてきております。ここが、踏ん張りどころなのです。
ボクは、ケータイも、自転車も、自動車も、クーラーも、冷蔵庫も、
液晶テレビも、フラット・テレビも、プラズマ・テレビも、
ピアノも、プレステも、ゲームボーイも、ファミコンも、もっていません・・・・。
嫁さんも、子供も、孫も、両親も、祖父母も、彼女もいません・・・。
彼女ができたとしても、デートに行くお金もなければ、車もありません・・・。
今、会社がたいへんで、火の車なんです。雪だるま式に借金が増えているんです。
助けてくださぁ〜い。
ボクらが、神様を助けるんじゃないでしょう。
逆でしょ。
神様が、ボクらを助けるんじゃないのですか!?
お願いします! 助けてくださぁ〜い!!」…
・・・近所の人は、ようやく、去ってくれた。ほっ…。
よかった…。
ああっ…。よかったあ…。
救われたぁ…。
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