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アンネナプキン
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61: 09/05 16:14
ニーチェの思考の中でもっとも迫力をもって、人間の生そのものを考え抜いた議論は「永劫回帰」
の仮説ではないか。

「すべて歩むことができるものは,すでにこの道を歩んだことがあるのではないか。すべて起こり
うることは,すでに一度起こったことがあるのではないか,
この道を通りすぎたことがあるのでは
ないか」「一切は行き,一切は帰る。存在の車輪は永遠にまわっている。一切は死んでゆく,一切
はふたたび花咲く。存在の年は永遠にめぐっている。」「一瞬一瞬に存在は始まる。」「わたしは,
永遠にくりかえして,同一のこの生に帰っってくるのだ。」「悦楽はあまりに富んでいるがゆえに,
苦痛を渇望する。地獄を,憎悪を,屈辱を,不具を,一口にいえば世界を渇望する。」「悦楽はすべ
てのことが永遠ならんことを欲するのだ,深い深い永遠を欲するのだ。」(ニーチェ「ツァラトゥス
トラはこう語った」
」手塚富雄訳 )

 まず、この仮説は虚構である。ニーチェはそれを百も承知していた。しかし、この「虚偽は人間が
それなしには生きてゆけないがゆえに、真理と呼ばれる虚偽である。」(ニー
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