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25:雪のしぃずく 03/25 19:32 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
突然ギコの前にパトカーが停まった。そして中から双子の警官が出てきた。
「夜分遅くすみません、警察の者ですが、いくつかお聞きしたい事が有るんですが、少しお時間よろしいでしょうか」
警官の一人が言った。
「な、なんだゴルァ〜」
ギコがそう言うと、警官の一人が写真を取り出してギコに見せ、「あなたこの人を知ってますね?」と、言ってきた。その写真に写ってるのは、ツボの中に頭を突っ込んだ変な男の写真だった。
ギコが「こんな男は知らない」と、言おうとした時…警官のもう一人が、「兄者…そっちじゃない、こっちの写真だ」と言って別の写真をギコに渡した。
その写真に写っている男には見覚えがある…最近会ってない友達のチョンニダだった。
「こいつはチョンニダじゃないか 友達だが…コイツがどうかしたか?」
ギコが警官にそう尋ねた。すると…警官はゆっくりと口を開いた。
「実は、例の…しぃさんが被害にあったひき逃げ事件について捜査を進めているのですが、目撃者の証言から車のナンバーを照合した結果、その男が容疑者として浮上しているんです。彼がどこに居るか…知りませんか?」ギコは…戦慄した…「な…チョンニダが……しぃを…あいつが…しぃを轢き殺して…逃げてるってのか…?」
ギコの体はブルブルと震えた…気が付くとギコは駆け出していた…呼び止める警官の声も、もう聞こえなかった…(そんな…あいつが……!? あの野郎が…!?)
そして…この出来事が、血生臭い戦いの火蓋を切る事になるのだった…
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