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27:雪のしぃずく 03/25 19:42 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
「チョンニダ…おまえ……この車はどうした?」
ギコはチョンニダの方を真っ直ぐに見て言った。
「ちょっと壁にぶつけたニダ」
チョンニダは薄気味の悪い笑みを浮かべながら言った。
「壁にぶつけただって……じゃあこの血はなんだ!!!」
ギコの声は知らず知らずの内に大きくなっていた。体の奥から怒りの感情が湧き上がる……!
「ああ…それね…飛び出してきた猫を轢いちまったニダ……薄汚い野・良・猫をね……ククク…! カカカ……!!」
チョンニダは不気味に笑ってそう言った。ギコは思わずゾクッとする…チョンニダの顔…それはもうすでに人間の形相では無かった。
「そんなウソが通用すると思ってんのか…!! 警察がお前を探してる…あの車が警察の鑑識に出されたらそんなウソはすぐにバレるんだぞ…!!」
「ククク………」
チョンニダは相変わらず笑っていた…ギコの言葉を無視するかのように…
「正直に言ってくれ…しぃを轢いたのはお前なんだろ…? お前がしぃを轢き殺したんだろ……!」
ギコは湧き上がる殺意を押さえ込みながらチョンニダにそう言った。すると…「フッ……フフ…ハッハッハッハッハ…ヒッ…ヒヒ…ヒエッハッハッハ…!!」チョンニダが大きな声で笑い出した。それは嘲りの笑いだ……!「誰が死んだって?チョッパリ(日本人)の一匹や二匹死んだぐらいでガタガタ騒いでんじゃねーニダ」
この一言で…ギコの邪悪な殺意を閉じ込めた檻の鍵が……壊れた…「てめぇ……今なんつった……!」
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