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アフォしぃなどを小説で虐殺part7(?)
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158: 09/03 12:57 ID:wc p4018-ipbf807hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
宴会の準備は知らぬ間にととのっており、客がぞろぞろと席に座るが、やはりその眼はモナーと同じようなものだった。
どれも何も感じられないような、しかし無機質とは違う恐ろしいものがあった。
人々は肉に鋭いナイフを立てる。
ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ
だが、何度立てようが彼らは自分の内なる獣を殺せないのだ。
ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ
どうあがいてもである。
ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ

とうとうこのホテルの本質を知ってしまった俺は、気がつくと席を立ち上がり廊下を走り回っていた。
なんとしてでも出口を探さなければ、俺もここに閉じ込められる。
すると、そばを歩いていた夜警のモララーが俺の手をつかみ、こう言った。
「よしましょう。」
やはり奴も濁った眼をしているが、こいつもどうやらモナーやしぃの眼とは何かが違う。
何をするにも疲れた、という疲労感と絶望感が奴の眼には広がっていた。
モララーは続けた。
「たしかにここはチェックアウトはいつでも出来ますが、ここからは一生出られませんよ。自分の運命を落ち着いて受け止めるのですね。」
俺は奴の眼をみると、途端に奴の持つ絶望感やらが乗り移ったような気がした。
俺の眼は今どうだろうか。きっと濁っているんだろうな。

ギコさん
ようこそ、ホテルカリフォルニアへ。
ここはとても素敵なところ。
とてもすてきな装飾でお客様をおもてなし致します。
どなたもこのホテルでの生活を十分に楽しんでいらっしゃいます。
貴方様もどうぞホテルをお楽しみください。

END
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sage
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