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アフォしぃなどを小説で虐殺part7(?)
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26: 11/24 10:19 ID:iI p1230-ipbf2601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
「よう。相変わらずお前はデスクの方に回されてんのか。」
ギコは1年ぶりに俺の顔を見たなり「グヒャヒャヒャヒャ」と非人間的な声で笑った。
「もうずっと定年までデスクで生きてやるよ。」
と、俺は目の前でズシャズシャと音を立てて転がるしぃの肉片を見ながら「もう人生あきらめたもんね的ムード」を全身に漂わせながら言った。
ムードといえば、昔モララーさんが言っていたあの言葉を思い出すなあ、と俺は思ったりもした。

「人間にはなあ。」
「はい。」
「あるんだよ。」
モララーさんがあまりにももったいぶったような言葉遣いをしているので俺は
「何がですか。」
と、少々苛つきながら言った。
「知らねえのかよ。」
モララーさんの顔には「話す相手を間違えちまったなあ」と、はっきりと書いてあった。
「ムードだよ。」
「ムードですか。」
ああそうですかと俺は言いたくなったが、一応モララーさんは上司なので我慢していた。
「人間にはな、何故だか知らねえがムードを発生および感知する機能があるんだよ。」
その時モララーさんは俺に向かって「俺の言ってる話分かりますよねムード」を発していた。

「昨日モララーさんに会ったよ」
ギコが言った。
「そしたらお前のデスクはあまりにも雑だ、乱雑だって言ってたよ。」
「そうかなあ。」
「そうだと思うよ。」
と、ギコは未だに目の前でズシャズシャと音を立てて転がるしぃの肉片を見ながら「デスクは大変ですねグヒャヒャヒャヒャムード」を漂わせていた。
「さっきからコイツうるさいな。」
と、俺はしぃの肉片を指差しながら言った。
「どうでもいいよそんなもん。」
「そうかなあ。」
「そうだと思うよ。」
フーン新聞社創立50周年記念パーティは既に二次会が始まっていた。
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sage
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