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117: 04/08 13:10 [sage]
「あれ・・・？ここは・・？」
銀山の目に飛び込んできたのは、空席が目立つ観客席だった
自分に浴びせられる罵声に混じって、唐澤心経が小さく響いていた
どういうことか分からずに呆然とする銀山の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ギンザン、サッカーしようぜ！早く行くぞ」声の方に振り返った銀山は目を疑った「み・・・宮野？」「なんだよ銀山！今日も女子のパンツめくろうぜ！！」「き・・北村・・・お前がなぜ・・・」「ｺﾞｰｺﾞｰｾﾞﾛｾﾞﾛｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝ」
「小林剛さん・・・」銀山は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番銀山直樹 ２番：北村和馬 ３番：宮野京子 ４番：唐澤貴洋 ５番：長谷川亮太 ６番：伊庭典弘 ７番：八藤後圭介 ８番：保苅一香 ９番：森崎雄三
暫時、唖然としていた銀山だったが、全てを理解した時、彼の心は闇に包まれた
「夢の中でも勝てない・・・勝てないんだ・・・・」
大松から「所詮夢だぞ」と言われグラブを受け取るも、うなだれ守備につけない銀山、その目に光る涙は歓喜の涙とは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなってる銀山が発見され、内川と吉村と村田は病院で静かに息を引き取った
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