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33:カツオ ◆6TPBdDPw 09/16 23:12 ID:??? [age]
俺「はい。加藤は、事件の当日の晩ご飯は、サンマの開きでした。」
裁判長「と、いうと?」
俺「ええ、和食を食べる人に、悪人がいないというのが僕の持論です。」
裁判長「ほう。」
検察「裁判長!こじつけです。」
俺「違います!アメリカ人はハンバーガーばかり食べているので犯罪が多いです!」
裁判長「そう言われてみればそうだなあ。」
検察「裁判長!嘘です。アメリカにも、フィレオフィッシュバーガーがあります!」
かかった!
俺「異議あり!アメリカにはフィレオフィッシュはありません!」
裁判長「なんと!つまり、被告の殺意は低い、というわけか!」
俺「その通りです。以上が僕の証拠です。」
ワーという裁判所に響く歓声。俺は、ゆっくりと席に座った。
裁判長「では、判決を申し上げます。」
一瞬の静寂。そして。
裁判長「被告人を無罪とする。」
検察「裁判長!それは、短絡的では!?」
裁判長「まあまあ。昨日の事は、水に流そうや。」
裁判長は、そう言うと、ギターを取り出した。
司会「それでは裁判長による、YESTERDAYの独唱です。」
そうか、昨日の事は水に流そう、か。
気持ちよさそうに歌を歌う裁判長は俺と目が合うと、人情味があふれる笑顔でニッコリと微笑んだ。
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