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329:通りがかった人です 11/30 02:07
このサイトはなんですかすき放題やってるけど目的がみえないよ
教え下さい
330: 11/30 16:27 [dame]
iuiu
331:嵐の日の荒し 01/02 14:22 [sage]
ポケットモンスタークリスタル ケンタ、マリナ、ジュンイチ再会! 未知なるポケモンを守れ!!
332:嵐の日の荒し 01/02 14:27 [sage]
ケンタは今、昼でも薄暗く じめじめした森の中を一人ひたすらに抜けようとしていた。定まった道という道は無く、倒れた大木を乗り越えたり 伸びたツルを掻き分けたりしながら、ただ夢中に歩を進めているだけだった。進行方向を邪魔する物体に苦戦し、悪態をつきながらも ひたすら先を目指す。もうそろそろこの森を抜けられるはず、そして村があるはずだ。…そう、ポケギアは教えてくれている。
マリナからその連絡があったのは2日前だった。 時折 向こうから連絡を入れては、近況の報告やら 世間話やらを気軽に話してくるのだが、その2日前の連絡だけは違った。マリナからの着信だと知り、内心はうきうき、外見はしぶしぶを自然に装ってポケギアの通話ボタンを押す。
マリナ「あ、もしもーし、ケンタ?」 繋がった途端に明るい声が聞こえてくる。
ケンタ「何か用?」 ぶっきらぼうに答える。
マリナ「あのね、今、私、シキノ村って ところにいるんだけど、何かすごいことになってるのよ。今までに見たこともないポケモンが発見されたって大騒ぎになってて…」
333:嵐の日の荒し 01/02 14:30 [sage]
いつもの如くマリナのお喋りが始まる。もう こうなったら、ケンタとしては合間に相槌を入れて適当に話を聞くだけだ。確かにケンタとしても、新種のポケモンに興味が無い訳ではない。ただ、今の自分にもポケモンマスターになるという目標があり、各町を渡り歩いて様々なポケモンとの新しい出会いや発見をしたり、またある時はポケモンバトルを通して腕を磨いたりしたいのだ。こちらとしてもやりたいことはたくさんあって、マリナの話を聞いても それほど関心は沸いてこない。でも しかし、マリナと話してるのは正直楽しい。ほとんど一方的に喋りまくるマリナだがそれも特に悪い気はせず、元気な声を聞くだけでこちらも嬉しくなるようなそんな気分にさせられる。
マリナの口調が あるところから、不意に緊迫したものへと変わったような気がした。
マリナ「…それでね、…も そのポケモンを狙ってるみたいなのよ。」
334:嵐の日の荒し 01/02 14:31 [sage]
ケンタ「え?」 マリナが喋る言葉の中に、何かものすごく引っ掛かる単語を聞いたような気がして思わず聞き返す。
マリナ「だから、あいつらがいるのよ。ロケット団のバショウ、ブソンだっけ? その新種のポケモンを捕まえに来たって感じで…」
バショウ、ブソン…。 ロケット団という、ポケモンを使って悪いことをしている暗躍組織であり、その中でも二人はかなりの実力者であろう。以前にも一回 衝突したことがあり、その時は何とか奴らの行動を阻止できた。今回、その新種のポケモンを狙っているらしい。あいつらがただ単にそのポケモンをゲットしようとしているだけなら何も問題はないのだが、あいつらは目的を遂行するためには手段を選ばないのだ。あいつらのすることは犠牲者が出ることを顧ない。しかも近くにはマリナがいる。マリナは、ロケット団の動きを偵察し何かやばいことがあったら阻止すると言っていたが、それは危険すぎる。ケンタは、そっちにすぐ行くから何も手出しせず待ってろ と伝えると、すぐにその方面へ行くべく足を向けたのだった…。
335:嵐の日の荒らし 01/04 16:02 [sage]
ケンタがシキノ村に着いたのはその日の夕刻だった。山と森に囲まれた小さな村で、とりあえずマリナの居場所を知るためにポケギアを取り出して連絡を入れてみる。しかし、圏外メッセージが出るばかりで一切応答がない。仕方なく、誰かに訊いてみようと辺りを見回すと食堂経営の家が目に止まった。ケンタは早速、入口の暖簾をくぐって中に入ってみる。
「いらっしゃい。」 と年輩の女性の声がして、雰囲気の良い店内が広がる。ケンタはすぐに気になることを尋ねてみた。
ケンタ「あの、すいません。この村に旅途中の女の子が来てると思うんですが知りませんか? えっと、髪を二つに分けて束ねてて、それから…」 そこで、そのおばさんが口を挟む。
336:嵐の日の荒らし 01/04 16:03 [sage]
おばさん「あ、そっか。あなたね、マリナちゃんが電話で話してた方って。」
ケンタ「え?」
どうやらマリナは、この店からオレにあの電話をよこしていたようだ。おばさんはしげしげと優しそうな目でオレをみつめている。
ケンタ「それで、その子はどこへ行ったか知りませんか?」
それからしばらくケンタはおばさんと会話を交わすと、礼を言って店を出た。話の内容に苛立ちを覚えつつも、おばさんの前では必死に平静さを装おうとしていた。外は もう夕暮れ時。深い闇が刻一刻と迫りつつある。それでもケンタは、ためらうことなく山へと続く道へと足を向けたのだった。
337:嵐の日の荒らし 01/04 16:06 [sage]
マリナは今日の昼頃に、この山に向けて出発して行ったらしい。それも男の子と連れたって。その男の子はマリナにやたらと好意的だったというし、また食堂のおばさんの話す印象から考えて、それはジュンイチなのだろう。ジュンイチは、オレが来るのを待っているマリナを熱弁で誘って山に連れ出したらしい。
ケンタ(くそっ、ジュンイチのやつ。勝手なことしやがって。…無事でいてくれよ。) 心の中で叫びながら、薄暗くなった山道を登る。バショウ、ブソンらしい人物は見ていないと、あのおばさんは言っていた。ただ新種のポケモンの目撃情報もあり、そのポケモンの名 “ツチーム” に対する調査団が出入りしているそうだった。
338:嵐の日の荒らし 01/04 16:07 [sage]
しばらく、ひたすらに進み続ける。進むべき道は山道特有の上り坂と急カーブが続き、もちろん舗装もされていない。ケンタはそんなことはお構いなしといったように、ただ先を急ぐのみだった。ある場所まで来た時、ふと道端にいる1匹のノコッチに気付く。元気がなさそうに うずくまっており、心配になったケンタは近付いてみることにする。いや、1匹だけじゃない。周囲を見回すと何匹ものノコッチが同じように佇んでいることに気付いた。
ケンタ「いったい、どうしたんだ?」 最初にみつけたノコッチに歩み寄って体を撫でてやる。それでもノコッチは動く気配を見せず成すがままにされている。それにしても、先ほどから聞こえてくるこの小刻み的な振動音は何だろう。どうやらその音は地面から伝わってくるように感じられた。
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