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22:一星さん 09/09 18:44 [sage]
じじいは家の隣の雑木林で寝ていただけだった。
とりあえず寝ぼけたまま、家の玄関に向かう。
近づくにつれ何か料理のにおいがして、それは懐かしく暖かい。
じじいが戸を引き開けると、そこにはいつも通りのばばあの姿があった。
いや、いつも通りじゃない。ばばあは驚いたようにこっちを見ていた。
じじい「ば、ばあさんか? 無事じゃったんだな、良かった良かった」
ばばあ「おじいさん、何を泣いておるんじゃ」
じじい「久しぶりに会ったような気がしてのう」
ばばあ「何を言っておるんじゃ。さっきまでここにいたくせにのう」
じじい「なんじゃと」
ばばあ「でも、おじいさん。いつ外に出たんじゃ? さっき便所に入って
いきなり外から現れるもんでたまげたわ」
じじい「一体それは誰じゃ?」
じじいは便所の扉の方に目をやる。
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