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テレビマスコミは悪の神髄
12/21頁 (203件)
118: 12/21 19:08 ID:Hg
   【 路心要憂 】   108

 実は原子炉自体は大きな未来性がある。しかし、これらがウラン燃料型に特化しての
発展が有害だったのである。全国的な状況は変わらない。2060年代になれば、国内
稼働の可能原発は北陸以北の5基になる。建設中や計画中の原発は9基あるものの、こ
うした原発も安全性問題が多発し現時点で先行きは不透明だ。しかし、本来、有害性の
少ない原料と、わざわざタービンファンの回転による発電は今や不必要になるくらいの
技術革新が起こってもいい頃なのだが、いまの技術研究に電源会社は企業にしか投資し
ていなく、自ら研究所で小さな新原子炉が作られたあるいは高熱炉が完成したという話
は聞かない。既に日本では高速増殖炉の「もんじゅ」を立ち上げていた。しかし、なぜ
この高温高速増殖炉にナトリウム塩という有害な溶融塩冷却材を使った形式の超高温炉
が採用されたのか全く不思議な話である。もちろん一般的な超高温炉の設計では多くの
特徴を共有して安価で建設が出来る。ヘリウムの代わりに溶融塩を利用して、仁丹型の
燃料は溶融塩の中で漂わせ、このため流体冷却材の中に導入されたばかりの重い燃料は
炉の底に運ばれ、使い果たされ軽くなった上部のものから再循環のために取り除かれる
。そのシステムの溶融塩超高温炉は多くは魅力的な特徴を持っていて、溶融塩のもつ沸
騰温度は1400度以上であることで、高温で働く能力や、低圧下の運用、高い出力、同じ
状態で運用されるヘリウム冷却炉よりも優れた電気変換効果、受動的安全システム、更
に事故発生時の核分裂生成物のより高い保持力などがその特徴となっている。だが一方
で、溶融塩の金属への腐食性や有害性は高くこのタイプの原子炉を進める足かせとなっ
ている。ヘリウムを使った高温ガス炉では、一次冷却材に液体金属ではなくヘリウムを
用いるガス直接冷却黒鉛炉となる。進展型高温炉に類似しており、液体フッ化塩が仁丹
型の燃料の冷却に使われる。大型化が困難とされるがもっとも安全で非常に炉心溶融し
にくい。高温ガス炉の特徴として、多くの設計において黒鉛を減速材とし以前の様な、
燃料棒でなく、何らかの形式で皮膜された粒状の燃料の集合体を基にしているなど受動
安全性が重視されている。ガス冷却の場合、商業利用されている高温ガス炉(黒鉛減速
ガス冷却炉)と互換性がある中で高圧タイプといえる。超高温炉の中で、現在もっとも
実用化に近い型式である高温ガス炉には二つのタイプがあって一つはペブルベッド炉で
あり、もう一方は六角柱型炉である。六角柱炉は炉心の形状からその名がついており、
六角柱の燃料集合体の炭素ブロックが円形の圧力容器に会うように組み合わされており
、ペブルベッド炉の設計は核燃料を黒鉛で覆った仁丹状の燃料を集め、5〜6pの球体に
したものを圧力容器中心部に積み上げたものである。両方の炉で、出力要求や設計にあ
わせて格納容器の中央に黒鉛の塔を入り輪にしたものもある。こうした世界の動きに、
全く合わせず、大型実用炉のもんじゅを作り、更に事故を起こし、更に廃炉にするとい
うなんと勿体ないばかげた国の運用であろうか。野党の原子力廃止の声もいいが、日本
は技術立国でこれまで来たのだ。この原子炉やエネルギー運用には、自然エネルギーで
は満たされない変動や劣化に頼らないベースロード発電ができる特性がある。高効率の
ガス炉もいいが世界の批判の目は厳しい。


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