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熱血高話
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117: 04/16 02:48
 柳川 銭紋  114

 コクマルガラス属はそれでも今は「カラス属」とされる最も狭義のカラスにも含めら
れている。しかし、また、カササギ属のカササギは、標準和名には「カラス」はないが
、カチガラス、コウライガラスの異名を持つ。これらのほとんどは、かつてはカラス属
に近縁だろうと考えられていたからだ。しかし実際は、ホシガラス属・コクマルガラス
属はカラス属に近縁だが、ソデグロガラス属・サバクガラス属・ベニハシガラス属は離
れており、中でもベニハシガラス属はカラス科の中で最初に分岐している為、鷺種との
中間の鳥とされている。カササギ(鵲、Pica pica)は、鳥綱スズメ目カラス科 の1目
1種の留鳥である。別名にカチガラスもしくはコウライガラスがある。日本で日常的に
見られるカラス属のカラスは、留鳥のハシブトガラスとハシボソガラスの2種である。
日常語ではこれらの全身が黒いカラスを通常は区別されることはない。渡り鳥では、北
海道にワタリガラス、九州にミヤマガラスとコクマルガラスが冬鳥として飛来する。迷
鳥のニシコクマルガラスとイエガラスを含めると、計7種が日本に記録されて烏である
。カラス属以外では、ホシガラスが山間部に生息する。ハシブトガラスの場合、翼長は
32〜39cmと大型な鳥だ。鳥類の中で、最も知能が発達しているとされる。ある程度の社
会性を持っており、協力したり、鳴き声による意思の疎通を行っていると言う。遊戯行
動(電線にぶら下がる、滑り台で滑る、雪の斜面を仰向けで滑り降りるなど)をとるこ
とも観察されている。4色型色覚で色を識別でき、人間と同じRGBのカラーに加えて
紫外線も識別できる。人間の個体を見分けて記憶したり、植物・家畜やペットなどを含
む哺乳類・鳥類などを区別して認識できるといわれている。最近に多く増えた理由は、
藪や洞穴が減り蝙蝠種や蛇などの天敵に、赤ちゃんがさらわれなったからとされる。更
に気象変動で里まで住み着いて、雑食性から人間社会の残飯整理で肥えている。実は、
神武東征の縁から、三本足の烏は、野権現の神使とされ、神官鈴木氏とその後裔の家紋
として用いるようになった。熊野鈴木氏は饒速日命五世の孫千翁命の子孫といい、熊野
神に稲穂を捧げて穂積の姓を賜った。「穂積」とは積まれた稲穂のことで、神に一年間
の収穫を感謝し、稲穂を高く積む事によって神の降臨を願ったものである。稲穂を熊野
地方では「ススキ・スズキ」と呼んだところから、主に鈴木の漢字を充てられ、のちに
「宇井」「鈴木」「榎本」に分流した。中世、武家の間で誓約の神文を交わすときに用
いられたのは、八咫烏文字で描かれた熊野牛王神符であった。 地酒雑賀 烏紋は鈴木氏
の代表紋となり、鈴木氏が熊野権現の御使として、神官として全国に広まるとともに、
烏紋も広まっていった。一方、鈴木宗家は藤白神社神主家として続き、家紋は「稲穂丸
」、替紋は藤白にちなんで「藤の丸」、幕紋は「熊野烏」を用いた。また名字の起こり
である「ススキ=稲」から「稲紋」を用いる鈴木氏も多い。なかでも「烏」と「稲」を
組み合わせた「稲に烏紋」は、鈴木氏の成り立ちを表現した出色のものである。

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