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熱血高話
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144: 04/16 17:17
 柳川 銭紋  139

「恵方」とは、歳徳神の居所であり、恵方の方向はは十二支十干で求められる。十二支
までなら「酉年」と答えられるでしょうが、十干まできちんと答えられる人は現代では
珍しいと言える。しかしこれは方位の干支を、十干と十二支を組み合わせた60を周期
とする方位暦であり至って簡単な法則で、時間、方位などに用いられた物だ。六十干支
、十干十二支、天干地支ともいうが、12支は使わず10干で甲・己の年 :「東北東」
、乙・庚の年 :「西南西」、丙・辛の年 :「南南東」、丁・壬の年 :「北北西」、戊・
癸の年 :「南南東」という事になっている、つまり十干の為に、西洋暦の10進法では
簡単に下の「4と9」:「東北東」、「5と0」:「西南西」、「1と6」:「南南東」、「
2と7」:「北北西」、「3」と「8」:「南南東」となる。これは一体何を意味するのか
。つまりもともと日本は6進法6日1週間を使っていたのである。60進法は西洋で、
キリストの言葉に準じて天文科学の6元素に休息日を入れ、12進法で24時間制を用
いた物が日本で純粋に6道法で6日の中に仏滅を入れているからだ。仏教が後でやって
来て決めた事で仏滅とは仏僧の休みの日になっただけの話。六曜は「ろくよう」と読む
のが一般的ですが、元々は六輝八卦からの事だ。六曜の元となる時刻占いは、陰陽五行
説というものから生まれた。五行説では木火土金水の順に周り、この順序を相生(そう
じょう)とした。つまり、木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ
、水は木を生ずるというこの関係が、永遠の循環を示すものとしている事だ。「相性」
の言葉の元だ。ここで滅亡するには、逆に回れば良いが勝つためには、一つずつ飛ばし
て星型に行くことが規則とされる。それが相剋(そうこく)である。木は土に勝ち、土
は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つというのが「相剋」だ。木は
土から養分を吸い取って生長する、土は水を吸い取ってしまう。その水は火を消して、
火は金属をも溶かしてしまう。金属では木をも切ってしまう。と言う自然の法則である
。そしてその状態量が、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅と言う対比量である。つ
まり土は、どんなに木が茂ろうとも無くならない。これが大安である。雨が降り土が流
れ流れても土も水も無くならない引分けとした友引である。火は早めに消せば水が勝つ
、先勝の言われである。山火事などの大火では消せないからだ。金属は溶ける火にそれ
に向かう金属はその用意に於いて先に負けている。木を倒す事はその食糧すら無くす。
赤口=惜口=飢饉を意味している。これに休みの何もしない休日を仏滅としたのである
。こうした意味合いは縄文人や古代人の学問であったのだろう。この五行説の相剋術が
晴明紋の五芒星の意味とされ、だからこそ、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に
金は木に向かうべし。としているのだ。更にこの他に比和(ひわ)と言う考えを示す。
木と木、火と火、土と土、金と金、水と水は相乗効果でますます盛んになるというのが
「比和」である。これが良い方向へゆけば「さらに良し」となりますが、逆に悪い方向
へゆくと「ますます悪くなる」ということにもなる。徒党を組むの例えである。こうし
た神話は殆どが陰陽道の話である。こうして災厄を払い、疫病を除いて、福を招く神と
して信仰される「艮の金神社(丑寅神社)」(うしとらのこんじんしゃ)であった。つ
まり南向きの祈祷神社の恨みを晴らす神として、牛頭天王(ごずてんのう)=須佐之男
命、素戔男尊、素戔嗚尊等、須佐乃袁尊、(スサノオ)=艮の金神として五芒星、五光
星、五稜星、五角星(ごぼうせい)の5つの角を持つ星マークがつき、晴明紋の神格と
していたのである。

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