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38: 02/17 22:19 ID:Qg
ew nipponn acrob news
日本の現状 １０
この日産の買収劇の悲劇は 時の会長の意気込みの無さにあった。という人もいるが
実はそうでもない。本当の悲劇は 日本だから起こった と言う事だ。正確に言えば
日本人によって作られた日本を代表する会社が 日本の国内で窮地に陥ったという事
だった。何故か。それは日本人の律儀さにある。今世界は混沌とした中にある。が考
えてみれば この混沌とした社会は今に始まった事ではない。江戸期以降 西の端に
ある日本では他の国同様に自国一国の中で経済は回っていた。が それでも明治期に
入った時 インド・フィリピンは言うに及ばず 中国・台湾・韓国と多くの国々が軒
並み西洋列強と言われる あのキリストの宣教師と共にやってきて世界を二分する戦
いに巻き込まれた。結果国はまともに機能せず立つ事が出来なかった。其の中に唯一
この国は免れたのである。これには色んな要因があった。が其の中の一つに島国日本
の持つ日本人という気質が 外国人を寄せ付け無かった事も 一つの要因と言える。
何故なら日本において今の４２都道府県以上の藩がひしめいていた。この中でどの藩
においても 徳川氏を欺いて取り込まれる要素はあったはずだ。中でも薩摩や琉球や
或いは徳川御三家そのもののなかにもそういう危機はあったはずだが それでも歴史
はそうはさせなかった。それは日本人の人の良い真面目さにある。豪商とか北廻船・
ローマへの派遣された特使とか遭難したジョン万次郎とか琉球とかの ある種の海外
渡航者の意見を 良く聞くと言う律儀さによってその背景を察していたに他ならない。
この日産でも同じ事で 数多くの幹部社員の多くに そのやるべき事の意見が多数
あったのだが それでも経営者は温情とその先行きの多難さゆえから話し合いでの
その道のりを探りながら歩く事を捨てたのだった。もしも行なっていれば それこそ
今の無税で一億もの年間給与を持ってかえるゴーン氏のような 日産より小さい会社
のルノーなどの買収に応じる事も無かっただろう。同じように山一証券も又同じよう
に、社員あがりの社長には 売り上げや利益に対しては 遥かに大きい負債や責任に
その重さからか解体を発表して 今までの土俵から会社の看板と共に去っていった。
本人や会社はそれでいいだろう。が それが起こった背景にある政治というものは
全く惨憺たる荒廃したものであって彼らを救えるほどの器量が 其の当時の社会の中
になかったのだ。当時の問題にソ連崩壊があった。がそうした器量のなさは だから
こそ今尚 北方領土返還の合意に達しながらも その交渉の合意サインすら 持って
ない現在に至っているのである。こうした事は いま流行の団塊の世代の 大陸型の
甘えと自己集却の無情の神意である。要は皆で渡れば怖くない式の 間違えた判断も
皆で決めた事だからいいのだ。と 時の自民党を持ち上げる官僚は 言いたげな行為
ばかりで 保身に努めていたのである。霞ヶ関移転以来。
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