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どうした日本
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3: 01/09 06:59
おやおや 03

 過去の都市形成において 戦争ほど下らないものはない事を 日本人は知っていた。
が 必要に迫られて明治政府は 他国の都市建設にはまらねばならなかった。歴史を
知る人は その為に測量し潅漑や線路をした兵士達の映像や伝記や言い伝えや話を数
多く聞くであろう。そして戦後も復員兵士の群れであるそれは 国内の学校やら河川
工事の多くに従事した。この半ば強制的な労働は伝統教育は行っても その国の精神
社会を継がせる事には失敗した。がその遺跡は 炭鉱跡地やフィピン・シンガポール
マレーシア・ベトナム・香港・台湾・中国各省・北朝鮮・韓国と 多々多肢に横たわ
る。が 今の現代人がこれを進んで知ろうとはしないし 知ることも少ない。しかし
日本人の誇りとその地の復興や幸を願って建設された数々の町並みは 西洋人のよう
な立派な建物としては残っていない代わりに 作られた町屋のような町並みが生活の
においを漂わさせる。中でも先進国内 ハワイやアメリカ本土や東欧州に残る神社や
仏閣或いは公民館や日本庭園の類は 数少ない昭和以前の隠された物語の風景だ。
 かつてもいまも 平和を叫び正義を唄い家族や年上を尊んだその世代の生き方は今
は昔の話ではあるが そこにはすさまじいほどのエネルギーと絶え間ない苦悩の末に
たどり着いた結果が見て取れる。今の政権がやるべき事の一つが そうしたものの維
持管理と商業施設としての運用であろう。かつての日本郵政の本社ビルは近代化遺産
としての建造物と叫ばれながら 全く根拠なしに解体されて見る影もない有様である
。かつての美智子様生家すら 木造なのに残そうという機運があったにも 関わらず
 である。それは国鉄の運用にも言える。新しい昭和レトロを売り物にしたトレンド
は今や大賑わいであるが それらは結局は偽者である。かつて愛知万博であれほどに
トトロの家として人気を博した なんでもない昭和期の農家の家でも入場者は多くあ
ったのは 結局はあの煤けた味わいと藁のにおいと時の豊かさは 自然発祥した独特
の人の生活感性の中にあるからで そこに安らぎがみいだせるのであろう。

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