[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

負けるな日本
102/102頁 (1014件)
1012: 10/23 18:40
  歴史の群像     155

 連邦準備制度を批判して毒殺されたマクファッデンという人物がいる。彼はペンシル
バニア州選出の共和党議員で、1920年代に議会の銀行・通貨委員会の議長を務めた
。このルイス・マクファッデンは、世界大恐慌の真っ只中の1932年6月10日に、
アメリカ議会で行った演説でがある。1929年10月29日のウォール街の株暴落に
端を発した最中のことだ。彼は、この25分の演説で、今回の世界大恐慌は連銀が意図
して起こしたものであるということと、ロシア革命の成功はウォール街の銀行家がいて
、アメリカ連銀と欧州の中央銀行を使って資金を用立てた結果である。と話している。
「我が国には世界中で過去に存在した数ある有害な制度の中で、最悪なものがあります
。私は連邦準備制度の事を言っています。この悪魔の制度は、今や合衆国の国民を貧乏
にしている。そして今後は、事実上合衆国政府を破産に追い込むでしょう。それは理事
会を、コントロールする金持ちハゲタカによる腐敗した策略によって、成し遂げられる
のでしょう。」と語った。彼は大学を卒業して最初の職場が銀行で、頭取にまでなった
。その後、政界に転向して議員になってからも銀行・通貨委員会の議長を務めていたの
で、金融の仕組みと問題点に詳しかったのである。この反骨の人は、世界大恐慌は連銀
に連なる金融資本家が引き起こしたことを見抜いていた。連銀に対する弾劾決議を議会
に提出しようとしていた矢先に、暗殺され帰らぬ人となってしまった。彼は思い切った
この記念すべき演説の4年後に、1936年10月1日からニューヨーク市に滞在して
いたのだが、そこで風邪を引いたのでインフルエンザの薬を服用した直後、心臓が停止
。2日後の10月3日に60歳の生涯の幕を閉じたのだった。これは、風邪薬と偽って
毒を盛られて暗殺された。と言われている。それは、彼が命を狙われたのはこれが初め
てのことではなく、過去にワシントンで2回も危機一髪で助かっているからだ。一度は
待ち伏せされて、タクシーを降りたところを短銃で撃たれたが、幸い弾は彼を逸れて助
かっている。二度目はパーティーで口にした物に毒が盛られていたのだが、その時その
場に医者が居合わせてすぐに胃洗浄を行って一命をとりとめたことがあった。三度目の
この旅先では、油断していたのか、命取りになってしまった。大西洋単独飛行を成し遂
げたことで有名なチャールズ・リンドバーグも父は政治家だった事で、1910年代に
ミネソタ州選出の共和党議員を務めていた。そうして、この金融資本家の企みに気付い
ていた。彼は言う「米国の金融制度は、連邦準備制度理事会に引き渡されてしまった。
この理事会はまぎれもなく暴利をむさぼるグループの支配で運営されている。理事会は
私営で、他人のお金を使って、最大の利益を上げるというただ1つの目的で経営されて
いるのである。」と警告した。彼は2冊の本を出している。1913年の『銀行と通貨
とマネートラスト』と、1917年の『なぜあなたの国が戦争に行くのか?』の2つだ
が、両方に銀行家達の利益追求によって一般の民衆が犠牲になっていると指摘している
。後者においては、第一次大戦におけるアメリカの銀行による、戦争当事国への多額の
融資をし巨利を得ている事に非難している。テキサス州選出の民主党議員で、1930
年代に議会の銀行・通貨委員会の委員を務めたライト・パットマンの言葉を紹介する。
「今日の合衆国には二つの政府が存在する。一つは正当に設立された政府、もう一つは
憲法によって議会に与えられた通貨発行を管理する連邦準備制度、という独立したコン
トロール出来ない協調性のない政府である。」1964年に共和党の上院議員バリー・
ゴールドウォーターもいう。「大部分のアメリカ人は、国際金融資本家達のやっている
ことを全く理解していません。そして連邦準備制度理事会の会計は、いまだかつて監査
を受けたことがないのです。この理事会は議会のコントロールのきかない存在でありま
す。そのうえよその国からの合衆国の信用、信頼を悪くしています。」と


[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す