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負けるなふたみー
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3:負けないひとり〜 05/01 10:11
黄泉の国物語 25

 「まあお嬢さん達には 只の奇術でしかないがね。うん・どうした婆がお前の子供
と聞いてがっかりしたか。うん。」「・・・」「うん どうした そうか 少しずつ
思い出したか。」「白ひげさん 白ひげさんは何でもわかるの・・」「いいや何でも
わかる事はない。ただ 必要な大抵のことはわかるがのう。」「・・・」「どうした
。そうか 今までの事におののいたか。・・・まあ自分がわかったところで お前さ
んは あの婆に言われた天国に行く気になったかい。」「私は ・・あの王女のまま
お城にいたらよかったの・・・」と涙目で老人を見た。「そうか まだまだいまだに
行く気にはなれぬか。それは閻魔の大王に話さねばならないからかな。・・ところで
見てみな・・」見れば子供たち5人は勝手に走り回り遊んでいた。「よーく背なを見
てみな。」「あっ・これは。」「そう 彼らこそは 神の選んだ先祖帰りの者達でな
本来は天使たちなのだが 親に嫌われてしまい殺されるか捨てられるかする運命の者
たちだったのだ。なぜ 仏がお前に預けたのかわかるか。実はのう このパラレルの
世界でさえ時の流れそのものは変えられぬじゃ。」「でも・・」「そう昔に戻れる。
だがそれは 新しい昔に行き着いた事で 何も同じ世界の中の昔に遡る事ではない。
もともとが実体のある姿が表した時点でそれは新しい過去なのだ。アインに聞きたけ
れば此処に呼んでもいいがな。・・つまりお前さんが王女のままでは違う世界が広が
った事は事実であろう。じゃがそれでも お前が此処に来る事には変わりが無い。と
いう事だ」「・」「そう わしとお前の会ってきた爺さんや婆さんと戦う事が宿命の
ようにな。そんなに悲しい顔をするな。まだまだ千年も先の話だ。ところであの天使
の事だが あいつらはこの6柱の主なのだ。風と光と水と土 これらはこの地球とい
う中では必要不可欠の要素だが その概念体のここでも特に花園を持つ閻魔の里では
必要なんじゃが 花園からある時これらは居なくなったのだ。そこで今があるのじゃ
がさてさて ・・そうだな・・ 」「・・・」
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