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新型核融合炉を作ろう
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698: 01/29 17:31
【 路心要憂 】73

 つまり、トリチウム原子炉でもとても安全とは言えないのである。それを安全にする
技術が、今求められていて、廃炉の為の発電稼働を行うべきなのだ。今やネット裏では
「元素転換」なる用語が飛び交っているようですが、トリチウムと言う元素はない。た
だ水素の同位体であるだけの話だ。3H(トリチウム)は放っておいても半減期12年ほど
で以下のような反応式に従って勝手に元素は「元素転換」されます。
「 3H → 3He + e + (反電子ニュートリノ)」である。
ここでできた ヘリウムの同位体「3He」は安定な核種なので、こうなってしまえばの話
だが「安全」な物質に変換したことになる。また、重水素と 核融合することで「4He」
になる反応 (T-D反応)が知られており、これは核融合炉の実現のための有力な候補と
なる反応ですが膨大なエネルギーが必要である。とされる。
「 3H + 2H → 4He + n 」
もし、トリチウム原子を含んだ化合物に何らかの処理をして人工的に「3He」にする反
応を加速する術があるのであれば、トリチウムを除染する夢の技術になるでしょうし、
それはそれで結構な話で世界初の技術だ。「3He」は 核融合炉を実現させる可能性があ
るので「3H」から「3He」を 大量生産できる技術があれば非常に重要な、ノーベル賞級
の発見になることでしょう。そのような技術が我が国で報告されたという事実は全くあ
りませんし、今まで説明してきた通りの理由により、「トリチウム汚染水を水素ガス化
して完全無害化するA社の技術」というのは科学的に全く正しいところがなく、今の所
100%あり得ないと断言します。別に陰謀でも、政治的な圧力でも何でもありません。が
この、なんとなく科学っぽい用語で人の目を欺くというのは常套手段としてよくある手
です。「マイナスイオン」などというのは存在しませんが、なんとなく「陰イオン」と
誤認しますよね。「元素転換」とかいうとなんとなく意味が伝わってしまいますが、そ
のような科学用語はありません。ググると、生物学的元素転換などがヒットしますが、
カテゴリは錬金術に含まれています。なるほど放射性物質の除去というのは福島原発事
故を終息に向かわせるには必須の技術と言えます。放射性セシウムなどは、現在イオン
交換樹脂や吸着剤などを用いて回収するなどの措置がとられているものと推察されます
が、それが精いっぱいのことだろう。

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sage
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