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[憂鬱人敵 1055]

日本の22.5倍、世界5位の国土面積を持つブラジル。世界有数の鉱物・金属資源輸出国
(輸出額で豪州に次ぐ世界第2位)であり、世界有数の農産物輸出国でもあります(輸出額
で米国、オランダ、ドイツに次ぐ世界第4位)。そうした恵まれた輸出資源を持ちなが
らも、経済発展の遅れなどから、世界の先進国に比べて国内の輸送インフラの整備が遅
れています。鉄道網整備の遅れや、港湾ターミナルの不足のためトラック輸送への依存
度が高く、高い物流コストが問題となっています。ブラジル政府はこの深刻な問題を解
消するため、近年、国策として鉄道網と港湾インフラ投資計画を進めています。ブラジ
ルVale(ヴァーレ)社は自社の生産した鉱物を運搬し、輸出するための設備として、約10
,700kmの鉄道網と、それに接続する複数の港湾ターミナルの事業権や通行権を保有して
いましたが、2010年12月、Vale社はその一般貨物輸送事業をVale社本体から切り離して
、VLI S.A. (以下:VLI社)を設立しました。現在同社は、ブラジル中部および北部地域
において、穀物や肥料、製鉄原料や鉄鋼製品などの一般貨物を対象とした複合一貫輸送
サービスを提供しています。三井物産は、米国、欧州、ブラジルおよびロシアにおいて
貨車・機関車リース事業を展開するほか、世界各地で港湾インフラ事業にも参画してき
ました。そのノウハウを提供することも期待され、2014年4月、三井物産が約700億円を
投資してVLI社の株式の20%を取得しました。同社は現在、鉄道輸送や港湾能力の増強に
より貨物取扱量の倍増を目指し、機関車・貨車の調達や鉄道網および港湾ターミナルの
整備・拡張などの新規投資を進めており、2018年には鉄道輸送や港湾能力の増強を通じ
て貨物取扱量の倍増を目指しています。
※ブラジルでの一般貨物輸送事業VLI社の機関車
 三井物産は19日、総合資源会社のVale社がブラジルで運営する一般貨物輸送事業に出
資参画することで同社と合意し、18日に契約書を締結したと発表した。Valeの100%子会
社で同事業を運営するVLIが20億ブラジルレアル(880億円)の第三者割当増資を実施し
、三井物産はこのうち8億ブラジルレアルを引受けるほか、Valeから既存株式を7.09億
ブラジルレアルで買い取り、合わせて15.09億ブラジルレアル(660億円)で、VLI株
式の20%を年内に取得する。VLIは事業権や通行権を持つ1万700キロメートルの鉄道網と
、接続する複数の港湾ターミナルを活用し、ブラジル中・北部地域で穀物や肥料、製鉄
原料や鉄鋼製品などの一般貨物を対象とした複合一貫輸送サービスを提供している。

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