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もっと成長しよう
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44: 01/21 22:28
中江君の叫び 15

 「国の力の経済や技術や兵力の強勢は枝葉であり その根に国民自身の知恵や学びの
精神が一番の大事であり その原因があって 国の実りがある事は最もな事と共有する
も そもそも日本にて その勉学に勤しむ風潮ありやなしや。断じて日本国民にはあっ
たはずで今も有る事を確信している。ならばこの時において権力や財力ある人がそれを
貪る事をやめて 窓を開き見聞を広め国外の時流に乗り強国に欲することに民衆と共に
自由への開国を進めん事に何の躊躇いする事ありや。時勢を達観し人情を洞察し権勢を
更に磐石にして事を行う事も亦自然の成り行きとしても 社会の機関として機能し運転
逞しくして自由の大気を吸収し新鮮な空気を流通するは 自然の排泄と同じくしてこの
流れに乗る事は肝要なり。この自由の木に依る所あれば 学士は益々議論は盛んにして
芸人は益々意匠は功をする。生活全般が士農工商 購買百般の益に人々を潤し益々事業
が興され精を出し勉励し、上下共潤うのは国の富める証となるは必定故に私はここに言
わん。人や夫れこの諸外国欧州などの 文化や技術にひとたび智見すれば 暢発し政論
も一たび隆興する時は、大きく流れにのるや 日本国内も 自由の旨みに義頓に百般の
事業の興すが大目的と成りて、学士や芸人や農や工や商賈は苟(いやしく)も一事業を
執る者は、皆肆(ほしいまま)に己の思想を伸ばし己の意志を達して拘束の患(うれひ
)に遇はざることを願ふて、斯(この)一念日夜胸間に往来して復た除去(のぞきさ)
る事が可能となり 人々如何に幸せになりんや。故に 其の一を入て其の二を知らず。
と この二を知りたる時は其の二を体感する時であれば それ即ち国力が登る時と知る
事になり その時こそは 此の国も兵力充実に向かうべきものであろう。と 今はまだ
外交を開き 見聞を聴き入れ 諸外国に乞いて 国の予算を富国の利に使うべき時との
意見が 理解無きは甚だ 困惑せざり。


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