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338: 09/23 19:47
世界閲覧 ３５ 死者の魂と共に生きて ０３４
グラナダを最初に征服したのは、スペイン人だった。そのスペインが作った植民地の
一つが、ヌエバ・グラナダ王国だった。1550年〜1717年まで使われたが、1717年にヌエ
バ・グラナダ副王領と変わり、初めてこの名前で創設された。その後1723年に一時廃止
。1739年に再び創設された。その後現在のコロンビアとなり、パナマ(1751年以降)、エ
クアドル、ベネズエラを含み、その首都がサンタフェ（現在のボゴタ）に置かれた。ブ
ルボン王朝の植民地の行政改革の一環として、またカリブ海でのイギリスの活動に対す
る防備の強化を目的として、ペルー副王領の領地から分割されてパナマになった。つま
りパナマは元々、コロンビアの一部だった。スペイン独立戦争では。ベネスエラで独立
の戦いが始まった。カラカス出身の解放者シモン・ボリーバルは不屈の闘争の末に、カ
ラボボの戦い(1821年)に勝利し、ベネスエラの解放を不動のものにした。パナマも英雄
ボリーバルの大コロンビアの一部としてスペインから独立した。1826年にボリーバルの
呼びかけで米州の相互防衛と将来的な統一を訴えるパナマ議会がパナマ市で開催された
が、この会議は順調議会制民主主義を行ったが、米国の内政干渉は続き、失敗に終わっ
た。コロンビアによる統一支配への不満から反乱が発生したからだ。その為ボリーバル
は失脚し、「南部地区」と呼ばれていた都市はエクアドル共和国として独立を宣言し、
最後に残ったヌエバ・グラナダもヌエバ・グラナダ共和国となり、グラン・コロンビア
からの独立を宣言されて、パナマもヌエバ・グラナダの一部として独立した。こうして
ボリーバルの目指したラテンアメリカ統合は夢と共にグラン・コロンビアは崩壊した。
アメリカはパナマ人がコロンビアに反乱をおこし、独立国となることを希望したからだ
。スペインからこの地方が独立させて、ニュー・グラナダという国をつくったときには
、現在のペネズエラもコロンビアもパナマも、この中にふくまれて議会制民主主義政治
を行っていた。歴史的にみて国の承認と主導権の交換が度々行われた。1846年アメリカ
合衆国は、パナマにおけるヌエバ・グラナダ共和国の主権を承認することでパナマ地峡
の通行権を獲得した。スエズ運河建設したフランス人技師レセップスは、コロンビアか
ら運河建設権を買い取り、1881年から1889年までパナマ運河建設を進めたが、技術的な
問題と伝染病の蔓延、さらに資金調達に失敗したこと等により建設は度々中止された。
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