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モラハラ相談
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352: 09/23 20:02
     世界閲覧 35      死者の魂と共に生きて  037     

 バークレイズはイギリスのお堅い銀行の代表格だったが、サッチャー首相の金融ビッ
グバン(1986年)で 証券市場が自由化されると、証券業に参入することになった点と
破綻したリーマン・ブラザーズの北米投資銀行部門を買収(2008年)したことから投資
銀行としての色彩が強くなった。「暴露」された当時の副総裁はもちろん全面否定して
いるが、政府の財務大臣は当時の労働党政権の関係者が不正に関与した疑いがある。と
主張して、この問題は政治問題化している。さらに、リーマン・ショック以降、ライボ
ーの不正申告は他の銀行でも恒常的に行われていたのではないかとの疑いが強まった。
この瞬間、日本の三菱東京UFJ銀行に籍を置くデリバティブの取引担当者が休職処分
になった。報道では、オランダでの銀行に勤めていたときの不正行為によるものとされ
無関係という。問題は世界的に広がる傾向だ。バークレイズに罰金を言い渡したのが、
イギリスの金融規制当局だけではなくアメリカの規制当局も一緒に行っている。この点
では、問題が世界的であることを示している。金融は、文字の通り、お金を融通する事
だ。お金のない処が、お金のある処から、資金を融通してもらい産業を発展させる事が
目的である。伝統的な銀行はこうして社会に貢献し信用を得てきた。ところが同じ銀行
でも、国によって生い立ちが違う。アメリカの銀行にはそれ以外にお金が余っている先
からお金を調達し、そのお金をあらゆる物に投資したり投機したりして資産を倍増させ
ようとする金融機関がある。日本だったらそれは証券会社じゃないかと言われるような
銀行だ。代表的な銀行は、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーだが、すで
に無くなってしまったソロモン・ブラザーズやリーマン・ブラザーズ、メリルリンチも
代表格だった。バブルの後遺症で困っていた日本にもこれらの投資銀行はやってきて、
不動産やゴルフ場、銀行までもたたき切って買収した。不動産やゴルフ場に融資してい
た銀行はその融資金を全額回収することはほとんど出来ず、日本の金融機関は不良債権
の額を増やした。銀行をつぶせない日本は、ゼロ金利政策をとって預金者に雀の涙以下
の金利で我慢してもらい、多くの銀行の資金は国債にまわり、国が銀行に国債の利子を
支払い、その儲けで銀行は不良債権を消化した。日本に経済力が戻って来て、投資銀行
は買収した不動産やゴルフ場を日本の投資家に売却し、大変な利益を上げて引き揚げて
いった。不良債権を消化したその資金はいったい誰が出したのか。預金をしていても金
利が付かない預金者と税金で国債の利払いをした納税者が負担したのだ。投資銀行は、
お金でお金を儲け、実際には大量の資金を利用して、貧困層から資金を吸い上げていた。
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