[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

モラハラ相談
37/42頁 (412件)
367: 10/28 10:22
     世界閲覧 35      死者の魂と共に生きて  052     

 今や欧州は移民を受け入れない様な反対運動も盛んなようである。しかし均一な視点
や発想からは創造的な考え方は生まれない。同じ事はロシアや中国にも言える。全く異
なるものの見方をする人々が集まり、互いに相手の異なる見方を尊重し刺激を及ぼし合
う時にそこに新たな創造的発想が生まれる。肉体的にも混血の力はすごい力を発揮する
。サッカーや踊り更にアートや音楽でもそのパワーは、ワールドカップでも五輪でも、
見て居ればよく解る。しかしその大前提は、相互理解と相互信頼である。安心して相手
と交流ができなければ、互いの実力が思う存分発揮されない。その相互作用が創造的考
え方を生み出す「場」を形成する。日本は明治維新以後、欧米諸国を中心に相互理解と
相互信頼の醸成に努めてきた。元々日本には異文化を許容する文化的包容力があり、古
来、儒教、道教、仏教、禅が神道とともに共存する形で日本社会の中に根づいてきた。
それは仏教伝来時に聖徳太子の苦悩で神道との融合で「和を以て貴しとなす」と言った
政策が功を奏したと言われ、その思いが脈々と伝統的に生きている。現代においても、
結婚式はキリスト教、葬式は仏教、初詣は神道、道徳観は儒教というのはごく当たり前
のこととして日本社会に根づいている。おかしな文化と言われればそれまでだが、それ
でも一神教で同じ神を崇めながらユダヤだキリストだイスラムだと殺し合いするよりも
健全である。そもそもが一神教などと言う宗教は宗教ではない。最高神は居ても不思議
ではないがそれが何でも出来る万能の神とは妄想の類いで、神である必要はないのであ
る。日本国内でも1990年代以降に急速に進展するグローバル化の中で、多くの企業経営
がその変化に追いつけず、マーケティング力の向上が進んでいない。これは外国文化に
対する理解不足、あるいは理解しようとする努力不足が原因であると言うことができる
。また、東京などの主要都市のインフラを見てもパリやロンドンのような国際都市に比
べると、空港関係の交通インフラ、道路、鉄道、公共機関などの各種標示、ホテルなど
の宿泊施設など多くの面で外国人に対する配慮が見劣りする。この点は歴史の浅さが目
立つ。この中には、外国人に対する包容力を高める意識の不足の結果として生じている
現象もある。中国人が日本に来て観光やショッピングで楽しむだけではなく、外国人を
許容し、外国文化を理解し、外国人との相互信頼を高め合う外国文化包容力の面でも、
日本に学びたいと思えるようになれれば、日中関係の土台はさらに強固なものとなろう
。日本も又努力が必要なのだろう。それは中国のみならず世界中の国々との相互理解、
相互信頼を深めさせ、次代を担う若い世代の日本人の意識をグローバル化させる方向へ
と感化するはずである   
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す