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モラハラ相談
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385: 10/29 17:29
  世界閲覧 35      世界は踊るリンボーダンスの様に    17  

 脱石油を目指すサウジアラビアも、2030年を目標とする包括的な経済改革「ビジョン
2030」を進めているが、必要とされるのは莫大な金と海外の技術だ。だが、暗殺疑惑を
持たれたサウジアラビアには積極的に投資しようという機運は産まれない。それを陰で
微笑んでいるのは誰か。恐らくサウジ=イスラエル=米国VSイラン=シリア=ロシア
の流れにロシア=トルコが発生したのかも知れない。サウジには、既に改革の先行きを
不安視させる気配は幾つかあった。今年夏は、改革での資金調達の柱となる予定だった
国営石油会社「サウジアラムコ」の新規株式公開が中止され、計約1000億ドル(11兆円)
の原資が消えた。又、リーマンショック以来原油低迷で資金繰りのつかないサウジに、
ムハンマド皇太子は昨年秋、批判的な王族達や財界有力者らを 一斉にヒルトンホテル
に拘束し徴収を強要した。ここで、一部反対勢力の王子が行末不明で暗殺されたとする
者が数人いる。とされている。この為反対派不満は強い。また、イランからのスンニ派
イスラム宗教指導者処刑で、アラブ国内の穏健なムスリム同胞団が過激な組織と変化し
だした事がアラムコの増資中止に繋がっている。又、拘束事件での王族仲間の既得権益
保護が揺らぎ、王族らの地位を失う不安から反対者も相当多いといわれる。サウジアラ
ビアは、「アラブの春」を受けた民衆の不満の高まりに対応し、補助金拡大し、公務員
給与を引き上げたばかりだったからだ。しかし、こうした大盤振る舞いも石油価格の暴
落では続かないどころか旧来までも戻せない話だ。又国内の人口の増加で国内での石油
消費量が伸びており、輸出に回す分は随分減っているとする公算も大きい。増産は出来
る能力はあるが、既に10年以上の油田でそろそろ油糧低下が現れ始めた所ばかりだ。
又、バクーや北海油田の上、アメリカのシェル石油の台頭や対ロシア政策で、変動する
石油価格によっては財政赤字が一気に拡大しかねず、現在は配布金や改革期待によって
、若年層を中心に支持をつなぎ止めている。ムハンマド皇太子の国内的な人気もしぼむ
恐れが出てきた。ムハンマド皇太子は毀誉褒貶の多い指導者だ。年功序列の人事を行っ
てきたサウジアラビアで、その指導力を見いだしたサルマン国王によって若くして登用
されたが、イエメン攻撃を指揮するなど経験不足は否めない。女性の自動車運転解禁や
映画館解禁などを主導して皇太子は改革派との呼び声が高いが、それも一応混乱止めの
声明で、風習から広がらないと見られている。又野心的なビジョンの2030も、実の所は
アメリカのコンサルタント会社マッキンゼーの報告書を下敷きにしたもので、自立した
自国内の自国民での調査検討での結果ではない事も解っている。
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sage
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