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142:、 11/04 00:34 ID:kw
神々の世界に性を持ち込むことが認められると、神々との合体を性的な用語で語ることが
可能となる
、、、、、、、
異教の神秘的宗教においては、神との合体がしばしば象徴的に性交によって達成された。
また神(悪魔)との性的合体は、妖術における重要な要素だ。アメリカのオザーク台地の魔女たち
の間では、魔女としてのイニシエーションの中に悪魔の代表者、つまり、すでにその教団の一員で
ある男との性交が含まれている。魔女になろうと決意した女は、月のない真夜中、先祖の
墓におもむく。そこで女は公然とキリスト教信仰を捨て、肉体と魂を悪魔にささげる。女は裸
になり、教団の秘密を教える役を担う男と交わる。二人はともに、悪魔と死霊を呼び出す
とされる言葉を反復し、儀式は主の祈りを反対に唱えて終わる。この儀式は3晩繰り返さ
れる。そして他に少なくとも二人の新たな入信者が裸でこれを見守っていなければならな
い。この儀式はなんなる性の宴からは程遠い。2つの立場を経験した女性たちが、オザークの
魔術を調査したヴァンス・ランドルフに語ったところによると、「魔女へのイニシエーションは、キリスト教徒
が改宗と呼ぶものよりはるかに人を揺るがす精神的な危機である」という。
衝動を人の深淵から解き放つ意図の込められた魔術的儀式は、当然、性によって強く色づ
けされている。性的衝動は人においても、またそれと照応する宇宙においても強大な力で
あり、魔術師たるものはそれを経験し制御しなければならない。抑制と抑圧は完璧な人間
の発達にとって障害であり、一掃されねばならない。魔術では、感覚的快楽という異教的
な喜びが重んじられる。しかし魔術理論では、性それ自体のための性への没入は、魔術師
の意図に沿うものにあらずと説かれる(多くの魔女が悪魔との交接を極めて苦痛に満ちた
ものだと述べている点は興味深い)。魔術師が、単に欲望の波に身を任せるだけであるなら
ば、魔術的精神の源である対立物の完全なる均衡に達することはできない。
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