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144:、 11/04 00:36 ID:kw
「下のごとく、上もしかり」という原理は占いだけに限定されない。「天」と「地」の出来
事は並行して起こる。「地」の出来事を操作することによって「天」の出来事に影響を及ぼ
すことも可能だ。1628年、ローマ教皇ウルバヌス8世は、かつて異端者として投獄されたこと
もある元ドミニコ派の修道士マーゾ・カンパネッラという魔術師を雇い入れた。これは師の兆候と
して強行が恐れた月食の影響を交わすためである。カンパネッラと教皇は、ある部屋を外側から
密封し、内側に布をたらした。そして太陽と月を現すため二つのランプを、また惑星を表
すため5つのたいまつを用意する。その上で、慈悲深き惑星である木星と金星、また太陽
と変わる宝石、植物、色を集め、木星と金星の影響した出蒸留された飲み物を飲み、「木星
と金星にちなむ」音楽を奏でた。二人は、月食が起こるのを阻止するため、あるいは少な
くともむっぷうされた部屋の中にいる強行自身だけはその影響を被らぬ様、悪い影響を及
ぼす真の空の変わりに、密封された部屋の中に自分たちに都合のよい小さな空を創造しよ
うとしたのだ。ウルバヌス8世は、1644年まで生き延びたので、彼らの努力は結果的に報
われたことになるといえよう。
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