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あ゛べぽ
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89:、 11/03 22:00 ID:i2
ところがオカルト結社というのは、精神の次元での「意志の共同体」ですから、知っていなか
ったら自分の意志を主張し得ない結社です、、。

「霊主体従」の根本的意思

それでは、オカルト結社は「意志の共同体」として何をするのか、何に向かって行動するのか
といいますと、未来の出来事のために準備するのです。人類の未来の理想の実現のために
準備をします。そういう目的を持ち、それに向かって全員が意志を一つに結集するのです。
まず第一にヒエラルキー制度をおくということ、そして第二に未来のための準備をするというこ
と、その二つが伴わなければオカルト結社にはなりえないのです。

ここでユートピアということが問題になります。ユートピアという言葉はトーマス・モアの造語ですが、
ギリシャ語で「存在しない場所」のことです。つまり、理想のなかにしかまだ存在していない
世界です。昔から、トーマス・モアやカンパネラやベーコン、さらにさかのぼればプラトン、近代ではサン・
シモン、フーリエ、ロバート・オーエン、その他色々な人たちがユートピアを作ってきました。そしてこれら
の人は、科学的社会主義の立場から空想的社会主義者と呼ばれました。歴史的な必然性の
上に立ったものではなく、いわば一種の観念的な夢を提示しているに過ぎないから、現実
性がない、というわけです。その場合の「科学的」とは、いうまでもなく、社会の構造を
分析し、把握して、そこに見出せる必然的な発展のプロセスの認識を通して、将来どういう社
会が生じうるかを考える立場です。その必然性の中に自分のみをおくことが社会的、科学
的な態度ということになるのです。しかし、この態度はオカルト結社が考える未来の準備とは
まったく違います。
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sage
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