[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

あ゛べぽ
10/26頁 (259件)
90:、 11/03 22:01 ID:i2
オカルト結社が考える未来の準備とは、ある事柄が地上で現実的な力となって働く以前に、神
秘学で言うアストラル界、つまり目に見えない世界の中へそれを霊的なエネルギーとして注ぎ込む行
為なのです。台本京の出口王仁三郎は「霊主体従」という言葉を使いましたが、この霊主
体従という極めてオカルト的な考え方は今述べたことを実に端的に示しています。

出口王仁三郎に始まる大本教系の霊学を学ぶ人々は、「霊主体従」の意志をまず学習します。
それは霊が主で体がそれに従うということ、つまり自分たちの日々の生活において何か事
件――職場がかわるだとか、引っ越すとか、病気になるとか、色々な日常的な出来事にい
たるまで-―が起こるのは、すでにその出来事が霊界において実現されているからだ、霊界
に生じたことが地上において実現したのだ、というように考えます。そういう思考の習慣
を訓練するのです。そうすると、現実にある事件が起こる以前に、いろいろな形が前触れ
が感じられます。例えば夢とか、一種の象徴的な出会いとか、場合によっては思いもよら
ない形である種の象徴的な「型」が現れます。因果関係からはつかめないような出来事が
生じてくるのです。それは、霊界の原型のようなものが生じ、それが物質界に、出来事と
なって表れてくるからなのです。オカルト的な結社の目的は、集団でこのような型を理想にふ
さわしい仕方で霊界にまず生じさせようとするのです。

一つの理想が提示されると、その理想に向かってみんなの心をアストラル界に向けて集中します。
そうすると、アストラル界の中でその理想が一つの原型的な力を持ち始めます。そしてそれが今
度はふたたび地上の世界に影響して、歴史を形成する潜在的な力となって現れてくるとい
う考え方なのです。いろんなオカルト的文献を読むと、さまざまな仕方でこのようなことが行
われていることに気がつきます。
ある魔術師の伝記を読むと、その魔術師が自分の部屋にこもって一生懸命一つのことを念
じます。するとその念じた事柄がやがて現実化されて表れてくる、というようなことが述
べられています。
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す