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94:、 11/03 22:07 ID:i2
つまり、オカルト結社的には直接エーテル体に影響するイニシエーションの形式があるのです。その場合、
イニシエーションを受ける人を、仮死状態あるいは無意識状態に陥らせて、いわば催眠術師が催眠
術をかけるような形で、相手の無意識の中に問いかけを行うのですが、これは場合によっ
てはとても危険にな事にります。相手の心の自由を拘束することになるからです。たとえ
ばいわゆる「洗脳」も之に似た手続きを持っています。人間に対して一つのことを何度も
繰り返して教え込むと、そのうちその人はちょうど催眠術にかけられたような形で、無意
識の中にその思想を受け入れてしまいます。つまり、エーテル体に思想の刻印を受け入れるの
です。刻印を受けた人間は、自分の受けた思想をコントロールできなくなり、無意識にその思想
がその人の行動に影響してくるのです。
当人の自由な人格を否定して、ある外的な目的のための道具として利用することになって
しまうので、そういう形のイニシエーションは、どうし次第でいつ黒魔術的な性格を持つようにな
るかわかりません。例えば暗殺集団とか党派的な秘密結社などは全部その方法をとります。
そしてそれぞれの結社員の無意識の特例の理念パターンを植え込み、その理念を共有する
ことによって、動詞的な団結力を作り上げるのです。ですからその一方では、結社員の人
格とその自由を保障できるような結社のあり方が問題になります。
そのあり方というのは、まず参入者に対して、エーテル体にではなく、アストラル体に影響を与える
のです。ヨーロッパにおける代表的な結社がフリーメーソンです、、。それでは具体的にどういう形でアス
トラル体に影響を及ぼすのかということになりますと、それは当然非公開のものとされている
ため、一般にはしられていません。
フリーメーソンでは神殿伝説にのっとって結社のイニシエーションを行っています。モーツァルトの『魔笛』に見
られるように結社に入りたい旨を申し出ると、長期にわたる予備機関を通して、ずっと生
活を観察されます。そしていよいよ入社式になりますと、フリーメーソンのロッジ(集会所)につれ
られていかれます。ロッジの内部はソロモンの神殿を象徴するように整えられています。そこに
は「守護者」と言われる番人がおり、その守護者の手で志望者はまったく光の入らない暗
黒の部屋に連れて行かれます。しばらくそこに一人で置いておかれますが、やがて扉が開
き、番人がやってきて、身につけている一切の金属、例えば万年室や腕時計などは全部取
り上げられます。フリーメーソンでは、自分で作り上げられたものでなければ一切身につけない、
という象徴的な作法があるからです。カインが土地を耕して自分で穀物を作ったように、その
光栄であるフリーメーソン員も苦心して作り上げたものでなければ身に着けないのです。金属でで
きたものはたいてい自分で作ったものではないので、全部取り上げられるのです。
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