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あ゛べぽ
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98:、 11/03 22:12 ID:i2
感情の共有

今のフリーメーソンではこういうことはもはやらない、とシュタイナーは言っていますが、入社式の原形
式がこういう演劇的性格のものであるとすれば、これは前に述べたような、人間を無意識
状態に置いて、そのエーテル体に直接働きかけるイニシェーションとは別に、一種の高揚された感情を
はかろうとする、アストラル体に働きかけるイニシェーションの形式だともいえます。絶えず自分の意識
をはっきりと保ちながら、象徴体験を通して感情を共有し、互いに仲間として認め合うの
です。これがオカルト的な結社の基盤となるものですが、上述の儀式はその一例です。

例えば自由・平等・友愛と言うような、フリーメーソンの大事な理念をオカルト的な意味で未来のため
に生かそうとしますと、それを理念として理解するだけでは何の意味もないのです。それ
だけでは現実的な力を持ちえず、いわば共同で幻想を体験しているに過ぎなくなってしま
います。しかし、アストラル的な空間の中で、大勢の人がその理念に自分の感情のエネルギーを注ぎ
込む場合は別です。その場合、何十人何百人の感情エネルギーを注がれた理念はオカルト的に
未来を用意する霊的なエネルギーとなり、霊主体従の原理にしたがって、地上で実現される力
となるのです。ですからどんな場合にも、オカルト的な結社は、感情的なエネルギーを注ぎ込まれ
た理念を共有することがないと、何の力も持ち得ない事になります。そのために、直接政
治的な働き掛けはせず、むしろ霊的にアストラル界に働きかけようとするのである。そして、前
に述べたように、そのその世界史の中で、たいこの時代から現代まで人類は常にそういう
結社によって歴史を動かしてきました。

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sage
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