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小説板
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30:黒兎 05/24 23:34
「うわぁ、可愛い〜」

「そうだね♪ でもメルディはちょっと恥ずかしいかなぁ?」

店員の少女が思わず声を上げてしまうくらいメルディは可愛く見えた様だ
ピンク色の髪を降ろしたメルディは小さな外見とその下着が合わさって二人の母性本能をくすぐっていた

「それじゃあこれの色違いのとハーフパンツ、あとさっきのを1つ下さい」

「あ、はいはい分かりました〜 えっと合計で1200ガルドですけど少し引いておきますね〜バイト始めてから始めてのお客さんなんで嬉しいんですよ〜」

「あ、オマケしてくれてありがとう、そういえばまだ名前とか聞いてなかったよね」

自分達は名前を名乗ったのにまだ相手の名前を聞いていなかったことに気がついたファラはそう尋ねてみた
少女はその問に対して「イリス」と名乗り、今は学生でアルバイトをしながら旅費を溜めていること、旅費がたまったら王都の方へいくこと等をファラに話していた

「もしかしたら旅先でばったり会うかもしれませんね」

そう言って微笑むイリスだが本人にしてみればこれは冗談だろう、もっともこの少女とはこれだけの縁ではないのだがそれはまた別の話である
洋品店を出たファラは恥ずかしそうに自分のお尻を気にするメルディを引連れてもう1人の旅の仲間の元へと向ったのであった

その後順調に旅を続け、キールと合流しメルディの言葉が理解出来るまで、メルディは昼間もその下着を履きつづけた
時折歩いている時、しゃがみ込んでしまうメルディを見て、何をしてしまったのかを理解したファラは仲間に見えないところでこっそりとメルディの下着を替えてあげた
ファラが気を配っているため昼間の失敗は少ないがそれでも戦闘中やふとした時にメルディが失敗をしてしまうことは多かった
言葉が通じないためと言い出せないメルディのためファラは下着の洗濯にかなりの労力を費やさねばならなかったのだがまんざらそれも苦にならない様子であった

「いっぱい出ちゃったね、次は出る前にちゃんと教えてね?」

ぐっしょりと重くなったその下着を交換しながらファラはメルディに優しく語り掛けた
恥ずかしそうに体を千縮めるメルディを肩をぽんぽん、と叩きながらファラは「元気出せ!」とメルディを励ましていた

その後旅が進み、言葉が通じるようになった為その後失敗は少なく、もしくは全く無くなるかと見えたのだがあまり変化はしなかった
二人きりになったときその理由をふとしたことから聞いたのだが、メルディはそのことを指摘されると半泣きの表情で「ごめんな、ごめんな」と謝るばかりであった
どうやらメルディは旅にあまりなれていないため疲れと等と重なって知らない間に下着を濡らしてしまうことが多かったのであった
それは言葉が通じる、通じないの問題だけでなくメルディの心理的な物でもあったのだがそれがわかるのは大分先の話である
もっとも夜の方は旅をする前にも酷かったらしくそれがふとしたことで知ってしまったファラはますますメルディのことを可愛く感じてしまうのであった


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